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06月15日-07号

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  1. 唐津市議会 2006-06-15
    06月15日-07号


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    平成18年  6月 定例会(第3回)   平成18年       唐津市議会会議録(定例会)その7   第3回1 日 時 平成18年6月15日 午前10時00分開会 於唐津市議会本会議場2 出席した議員    1番 熊 本 大 成           2番 宮 崎   卓    3番 楢 﨑 三千夫           4番 酒 井 幸 盛    5番 米 倉 幸 久           6番 松 尾 鶴 丸    7番 三 浦 正 之           8番 正 田 孝 吉    9番 堤   武 彦          10番 古 藤 豊 志   11番 笹 山 茂 成          12番 青 木   茂   13番 石 﨑 俊 治          14番 水 上 勝 義   15番 田 中 秀 和          16番 山 下 正 雄   17番 三 浦 重 德          18番 志 佐 治 德   19番 吉 原 真由美          20番 浦 田 関 夫   21番 井 本 敏 男          22番 山 崎 正 廣   23番 平 野 潤 二          25番 吉 田 壽 彦   26番 瀧 本 隆 仁          27番 志渡澤 一 則   28番 進 藤 健 介          29番 前 田 一 德   30番 宮 﨑 千 鶴          31番 中 川 幸 次   32番 白 水 敬 一          33番 松 尾 幸 長   34番 田 中 良 典          35番 嶺 川 美 實   36番 百 武 弘 之          37番 野 﨑 清 市   38番 奥 村   豊          39番 古 川   保   40番 井 上 武 則          41番 青 木 武 德   42番 宮 崎   健          44番 大 津 保 規   45番 三 浦 睦 雄          46番 中 村 健 一3 欠席した議員   24番 吉 田 廣 光          43番 山 口 耕一郎4 地方自治法第121条による出席者の職氏名          市       長      坂  井  俊  之          助       役      吉  本  金  壽          収   入   役      吉  田  勝  利          新 市 総 合 企画監      山  下  正  美                        (総合政策部長兼務)          産 業 企 画 監      尊  田  重  信          総 合 政 策 副部長      竹  内  御 木 夫          総  務  部  長      根  岸     保          総 務 部 副 部 長      上  田  昭  人          財  政  課  長      吉  田  善  道          地 域 振 興 部 長      保  利  文  台          市 民 環 境 部 長      世  戸  政  明          保 健 福 祉 部 長      脇  山  健 治 郎          商 工 観 光 部 長      坂  本     陞          農 林 水 産 部 長      北  島  正  信          建  設  部  長      進  藤     仁          競 艇 事 業 部 長      堀  川  俊  英          水 道 部 参 事      渡  辺  敏  郎          水 道 部 副 部 長      青  木  一  清          副  消  防  長      塚  本  英  次          教   育   長      村  井  文  三          教  育  部  長      松  尾  公  志          浜 玉 支 所 長      山  﨑  達  男          厳 木 支 所 長      三  塩  政  廣          相 知 支 所 長      緒  方  年  明          北 波 多 支 所 長      松  本  律  夫          肥 前 支 所 長      脇  山  秀  秋          鎮 西 支 所 長      平  川  範  雄          呼 子 支 所 長      通  山     誠          七 山 支 所 長      筒  井  茂  文5 出席した事務局職員          議 会 事 務 局 長      吉  田  次  郎          午前10時00分 開会 ○議長(熊本大成君) ただいまから本日の会議を開きます。 事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(吉田次郎君) ご報告申し上げます。 山口耕一郎議員から欠席の旨の届け出が出ております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 先日の一般質問において、米倉議員から資料提出の要望がありました平成18年度職員研修体系について、お手元に配付いたしておりますので、ごらん願います。 △一般質問 ○議長(熊本大成君) 審議日程に従い一般質問を行います。 通告に従い順次発言を許します。 田中秀和議員。          (15番 田中秀和君登壇) ◆15番(田中秀和君) おはようございます。15番、田中秀和でございます。本日は、6月議会の一般質問の4日目でございます。議会人は、市民の皆様の声を議会に届ける代弁者であり、その声を市政に反映させる手段の一つとして、この一般質問があります。3月議会よりこの間、市民の皆様よりご提案いただきました4項目について通告をしておりましたので、順次一般質問を行います。 1項目めに通告しておりました西九州自動車道についてお伺いをいたします。唐津市の発展には欠かせない道路網の整備、特にその大動脈に当たる西九州自動車道は、坂井市長のご尽力により、着々と工事が進んでいることは言うまでもございません。昨年12月に、唐津浜玉間の唐津道路が開通し、今後21年後開通を目指して浜玉鹿家間がちゃくちゃくプロジェクトに乗せられ、工事が進んでおります。そこで、この西九州自動車道唐津道路を唐津市にメリットにある自動車道になるよう利活用を研究すべきではないかという、その観点に立って数点の質問を行ってまいります。 まず、唐津道路が開通してから半年間が過ぎました。道路は、利用して初めてその価値が問われます。そこで、この間の利用台数をお示しください。ゴールデンウイークの利用台数並びに1日当たりの台数をお伺いしたいと思います。 次に、さきの議会でも質問が出ていました唐津インター周辺部に残地が発生していることは、皆さんご承知のところであります。しかし、この唐津道路に計画されていたサービスエリア施設用地も残地として残っている、計画が滞っている、このことについて質問をさせていただきます。なぜ計画されていたサービスエリア構想が現在滞っているのか。その原因と、整備規模がどのくらいあるのかお伺いをいたします。私その原因として考えられるものは、利用料金が無料で開通されたことだと私は聞いておりますけども、それが本当かどうか、執行部のご答弁をよろしくお願いいたします。 次に、2項目めの唐津市の観光(夜のスポット)についてお伺いをいたします。新唐津市は、多くの魅力ある観光スポットがあります。そのすばらしい唐津の魅力ある観光スポットをいかに全国発信し、パーソナル化した今日の社会において個人のニーズに合わせた観光スポットを創出するかが課題であります。そのプランをマネジメントしていく事業が、昨年より観光課で取り組まれている地域再生マネジャー事業だと私は理解しております。より多くの観光客に唐津に来ていただき、唐津で最高の時間を過ごしていただく、そして唐津に宿泊していただくことが最高のプランニングであります。そこで、唐津市に宿泊していただくためには、滞在時間の延長を探ることも一手段ではありますが、逆点の発想として、夜の観光スポットを創出することにより、夜の入り込み客がそのまま宿泊増につながると、そういう考えで方向性を探っていきたいと思います。 そこで、お伺いしますが、唐津市の夜の観光スポットとして観光客に勧められる場所があるのかどうかお伺いをいたします。 3項目めの唐津市指定ごみ袋製造についてお伺いをいたします。唐津市指定ごみ袋が3月当初予算で予算化され、今年度から新しくロール式に変更され、規格を設定し、現在製造中であります。そこで、新規格のごみ袋設定に至るまでの経過と今後のごみ袋の方向性について、きのうの一般質問で議論があり、答弁がなされておりました。ロール式の新ごみ袋にする経過については、市民要望がロール式にしてほしい、破けやすい、カラスよけの工夫が必要という要望が強かったと理解しています。この議場でも議論をし、袋の色をカラスがつっつきにくい黄色にという情報の提供も行い、それらの議論を経てからの今回の新規格の決定だと認識はしております。しかし、袋の形態、安全グリップつきにするという議論については、この議場ではしていないと私は理解しております。きのうもあっておりましたけども、これ旧厳木町のごみ袋ですけども、破るとこういう形になるんですね、ロール式の。それで、上がくびれて持っていく方ですけども、その下に安全グリップ、これがついているということです。この安全グリップになぜしたのかというきのうの答弁では、作業員の作業の安全性と効率性を考慮したという市の考え方でした。しかし、この安全グリップが市民に対しての必要性、メリット性がどこにあるのかなと考えるところであります。新市になって、全市統一した平袋には安全グリップはついていなく、なぜこの今回の入札規定設定安全グリップを設定したのかがきのうの議論であったと思います。答弁でもありましたように、安全グリップのあるなしにより特許製品となり、製造単価に反映されることになる。そのことは、市民に負担として出てくるのではないかと私は危惧しています。きのうの部長答弁で、袋の形態については、今後の利用の実態を見ながら検討していくということでしたので、よろしくお願いしたいと思います。その点について間違いがなければ、答弁はもう要りません。 そこで1点、ごみ袋の料金の件で質問をいたします。料金は、今年度は据え置きで、平成19年度から21年度まで段階的に値上げをする方向で検討していると聞いております。旧ごみ袋も、まだ残量があるという答弁でありました。また、旧町村のごみ袋も支所には残っていると聞いております。これらの旧ごみ袋をもっと有効活用すべきではないかという考えで質問をさせていただきます。昨年つくった新しい平袋と、旧町村の支所に残っている旧ごみ袋の残数量をお示しください。 4項目めの福祉、いやしの公園整備についてお伺いをいたします。唐津市では、たくさんの公園が整備されてまいりました。その公園は、公園利用目的により、さまざまな種別に分かれています。しかし、おおむね児童公園の位置づけで整備がなされてきたのが現状だと理解をしております。唐津市に福祉公園と位置づけした公園があるのか、また子供からお年寄りが安心して過ごせるような適した公園があるのか、以上2点お伺いをさせていただきます。 これで、1回目の総括の質疑を終わります。以上、4項目のご答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(熊本大成君) 進藤建設部長。          (建設部長 進藤 仁君登壇) ◎建設部長(進藤仁君) 田中秀和議員さんのご質問にお答えをいたします。 浜玉インターチェンジ唐津インターチェンジ間の月別の平均交通量及び5月の連休時の交通量についてのご質問でございました。西九州自動車道唐津道路浜玉インターチェンジ唐津インターチェンジ間は、昨年の12月の18日から供用開始しており、ことしの5月までの1日当たりの平均交通量についてお答えをいたします。12月は、1日平均2,900台でございます。1月が3,100台、2月が3,300台、3月が3,700台、4月が3,800台、5月が4,100台となっております。開通当初に比べますと、約41%の増となり、確実に交通量はふえており、走りやすさと時間短縮が要因であるとの報告を受けております。また、5月の連休時の平均交通量でございますが、1日平均4,600台であり、最大の交通量は5月4日木曜日の5,483台であったということの報告を受けております。 次に、唐津インターチェンジ及び鏡山サービスエリアの残地の規模と要因と、及び利活用についてのご質問でございました。唐津インターチェンジ付近及び浜玉町と唐津市の境界付近、これを鏡山の、仮称でサービスエリアと申しておりました。国土交通省が保有する用地面積についてでございますが、唐津インターチェンジ付近の面積は2万4,000平米でございます。鏡山、これは仮称でございますけれども、サービスエリアの付近は4万8,600平米であるとの報告を受けております。また、要因についてでございますが、国土交通省におかれまして、有料化が進んでまいりました高規格道路の建設が、今後は無料化で実施するというような方針に変わりまして、また西九州自動車道の建設につきましても、4車線化で供用するよりも、まず暫定2車線で建設し、道をつなげないことには利便性が向上しないとの方針が変わったためでございます。今後の活用についてでございますが、唐津インターチェンジ付近国土交通省が保有する用地につきましては、今後も西九州自動車道建設工事用地として利用されていく予定であり、旧浜玉町と旧唐津市の境界付近、鏡山サービスエリア国土交通省が保有する用地につきましては、西九州自動車道全体の整備状況を踏まえ、今後地元と協議をしながら検討していく予定であるという回答を得ております。 3点目の鹿家インターチェンジ及び北波多インターチェンジまで開通した場合の利用料金はどうなるのかというご質問でございましたが、利用料金は無料というように計画をされているところでございます。 次に、4点目の福祉、いやしの公園についてお答えいたします。本市に福祉公園として位置づけた公園はあるのかというご質問でございました。最初に、福祉公園として位置づけた公園があるのかというご質問でございますが、現在市が整備し管理を行っている公園の種別としては、都市公園、児童公園、観光公園、農村公園等がございます。福祉公園としての位置づけた公園はございません。 次に、子供からお年寄りまで安心して過ごすのに適した公園があるのかというご質問でございました。都市公園を見ますと、総合公園として整備している松浦河畔公園のほか、近隣公園として整備している長松公園、あるいは居住者に最も身近な公園として、市内の21カ所に整備をしている児童公園の一部が該当するんではないかと考えております。また、児童福祉法に基づき設置されております児童公園につきましても、お子様連れで安心して過ごすことができる公園ではないかと、このように思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 坂本商工観光部長。          (商工観光部長 坂本 陞君登壇) ◎商工観光部長(坂本陞君) 田中秀和議員さんの唐津の夜のスポットとして観光客にお勧めできる場所はあるのかというご質問にお答えさせていただきます。 現在夜の観光スポットの現状でございます。1年を通じて唐津の風情を味わえ得る観光スポットといたしましては、まず唐津のシンボルでもございます唐津城を中心に、城内橋、舞鶴橋、松浦橋の照明やオレンジ色の街路灯が松浦川の水辺に映し出される夜景、これは城下町の夜の風情を最も感じ取らせるポイントだと考えをいたしております。なお、夜の町の夜の風情をテーマといたしまして、これをアピールすることが必要かと思いまして、現在観光課の方で検討いたしておりますが、二ノ門堀の石垣、さらにNTTから保健所裏の周辺、辰巳やぐら周辺の石垣ですね、いわば町田川下流に向かって左側の石垣、これ立派な石垣がずっと連なっておりますので、この石垣や、さらに上流にいきますと千鳥橋等がございますので、そういう石垣や橋等のスポットライト的なライトアップをすればですね、もう少しせっかくのこれだけの城下町を思い出させる場所がございますので、もっと皆様にお勧めできるポイントになろうか、このように現在思っております。 そのほかのエリアにおきましては、相知とか見帰滝のライトアップ、さらに呼子の港町の夜景もございます。また、季節的なものといたしましては、北波多や肥前、厳木などで、少しシーズンが終わりましたけど、蛍の観賞、唐津城での夜桜見物等もございます。そのほか夜に行われる行事といたしましては、唐津くんちの宵山とか、夏の幕洗い、浜崎祇園などの祭りのほかに、夏の花火大会、それとか冬の呼子ではイカすクリスマスツリー、こういう行事も観光客の方には夜のスポットとしてお勧めをいたしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 世戸市民環境部長。          (市民環境部長 世戸政明君登壇) ◎市民環境部長世戸政明君) 田中秀和議員さんのご質問にお答えをいたします。 指定ごみ袋の件でございますが、安全グリップの件での考え方、そして今後の取り扱いと今後の対応と、昨日のご答弁のとおりでございます。 それから、旧市がつくりましたごみ袋の残数、それから旧町村にも残っているのではないかと、数量のお尋ねだったかと思います。まず、旧町村、17年1月以前の分の残数が45万5,000枚程度でございます。これは、各支所等に保管をいたしておるところです。それから、切りかえをやっております17年の1月から新しくしました分の残数、これは5月の20日時点の数字でございますけども、約220万枚となっております。毎月46万5,000枚ほどが、毎月出ているというような計算になっております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 田中秀和議員。 ◆15番(田中秀和君) それでは、再質問を行ってまいります。 まず、1項目めの西九州自動車道についての再質疑を行ってまいります。12月から開通してですね、最初に1,900台が5月の時点では4,100台と、41%の利用する車両がですね、増加しているというご答弁だったと思います。このやはり利用してもらうためにという観点で質問をしていくわけですけども、その前にやはり気になるのが残地の件でございます。今答弁していただきましたように、西九州自動車道唐津インター周辺に残っている残地は2万4,000平方メートルであると。この件については、さきの議会で答弁があっておりましたように、唐津インター周辺部はですね、今後まだ工事も進んでいくと。そして、佐賀唐津道路がそれに接続されるということで、まだそのルート決定もされていないということで、その検討をしっかり早急にですね、計画、検討していただかないと、この利活用計画も立っていかないと思いますので、その点についてはよろしくお願いいたします。 それで、今回問題提起したいのが、仮称の唐津サービスエリアがなぜ今回整地もされずにですね、そのままの形で残地として残っているのかということでございます。今ご答弁の中にもありましたように、この場所を少し説明させていただきますと、浜玉町東山田、野田温泉の上の部落ですけども、そこと半田とのちょうど境のところにですね、両方に4万8,600平方メートルで購入がなされております。小高い丘になっております。そこをですね、やはり私は、先ほどの答弁ではサービスエリア構想西九州自動車道全般の計画、要するに工事が完成した後にですね、地元と協議をしながら計画を立てていくということでしたけども、具体的な計画はそれでいいと思うんですよ。ただ、やはりこの西九州自動車道が、今唐津インター北波多インターまで整備されているうちにですね、計画高までの平地をして、そしていつでも利用できる状況にしておかないとですね、その利用が、要するに計画が今後進んでいかないんじゃないかということを心配して、この質問に立たせていただいております。 唐津インターからですね、松浦川沿いに、今後久里ですけども、盛り土工事が進められていると聞いております。そこに持ってくる残土はですね、松浦川の反対側の養母田の方の残土、また北波多の方から来る残土だと伺っております。そうなればですね、そこに入れる残土を早急に、今サービスエリアの場所をですね、計画高まで土木工事をして、そして整地をしていただきたいということを私は考えているとこですけども、そのことについての執行部のご答弁をお伺いしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 進藤建設部長。          (建設部長 進藤 仁君登壇) ◎建設部長(進藤仁君) お答えいたします。 今後養母田地区トンネル工事、そういった残土が出てくると。そういった残土を、中原地区のサービスエリアに持ってきて造成をしておくべきではないかというご質問でございますけども、盛り土をしておいた方がいいというようなご質問ではないかと思いますけれども、国土交通省によりますとですね、その養母田のトンネルの残土ですか、それは現在のところはまだどこに仮置きするかということはお伺いをしておりません。それから、養母田のトンネルのいつ発注するのかというのもですね、まだ現在のところは用地交渉を行っている段階で、まだわかっておりませんので、国土交通省としては、今後その残土の置き場についてはですね、検討されていくと思います。 以上のような答えとさせていただきます。 ○議長(熊本大成君) 田中秀和議員。 ◆15番(田中秀和君) 再度聞きます。 済みません、僕の言い方ちょっと悪かったんですがね、養母田側、そして北波多側、これ情報ですけども、そちらの残土をですね、今度唐津インターから松浦川までの久里側の盛り土工事に使うということで、今計画がなされていると聞いております。地元説明も少し、そういう残土が回ってきますからということで聞いているんですよね。ですから、そこにわざわざ遠くから残土を持ってこなくても、今言っている半田側のサービスエリア構想の、その土地がまだ小高い丘のままになっているんですよ。ですから、そこを計画までですね、土工事をすることによって、この4万8,600平方メートルのサービスエリアの土地が有効に使えるんじゃないかと。要するに今後、その後にそこを工事をするといってもですね、後々できるのかなと疑問なんですよね。ですから、同じ関連の工事が継続中のうちに、半田のサービスエリア構想があるところをきちっと整備をまず、同じ関連の工事ですので、今までの基本構想に残っていると思います、サービスエリア構想は、ですよね。滞っているだけですので。そこをやはり早く国、県に協議をしていただいて、残地として出たですね、土地の有効活用につながるように、唐津市として前向きに検討すべきではないかという質問をしておりますので、その点についてのご答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(熊本大成君) 進藤建設部長。          (建設部長 進藤 仁君登壇)
    建設部長(進藤仁君) お答えいたします。 やはり手戻りがあればですね、そういった残土が出てくればですね、中原の盛り土の部分にですね、持っていくことによって、議員さんがおっしゃっております仮称の鏡山サービスエリアのですね、そういった泥を中原地区に持っていけば、そういったことは国土交通省も考えてあると思います。また、考えていなければ、私たちがそういった運用にですね、そういった残土を利用していただくように要望はいたします。ただ、今中原地区でですね、残土がまだはかどっていないことにつきましてはですね、ちょっとまだ、もう少し用地交渉の面でですね、滞っておりますので、そこのところにはまだその残土を持っていくということはできておりませんけども、その仮称の鏡山サービスエリアのですね、整地した残土をですね、そちらの方に持っていくという、中原とか、そういったところの場所に盛り土として持っていくようにということにつきましては、国土交通省の方にもですね、私たちは要望してまいりたいと、このように思っております。 ○議長(熊本大成君) 田中秀和議員。 ◆15番(田中秀和君) サービスエリアのですね、仮称ですけども、このところは今さまざまな理由で計画が滞っているんですよね。そういった意味では、そういったところを今工事に関連してですね、もっともっと強く、この有効活用をですね、考えていただきたいというのが今回の趣旨ですので、今の部長答弁にもありましたように、やはり手戻りにならない、そして行く行くはそういうサービスエリアが、その残地が使えるようにですね、研究、また国、県との交渉を積極的にしていただきたいなと思います。地元の方では鏡山まで上るサービスエリアもあってもいいんじゃないかとかですね、いろいろな思いが今まであったものが立ち消えになっておりますので、その点をよろしくお願いいたします。 次に、先ほど答弁にもありましたように、ここは無料で一部供用開始がなされてですね、そして今後も浜玉鹿家間がつながっても、そして北波多伊万里に延びていっても、この線は無料ということで部長の答弁が先ほどあったと思っています。しかし、そうなればですね、やはり福岡からの車がですね、二丈バイパスに乗っていただいて、そして唐津道路北波多というふうに車両がスムーズに乗ってきていただきたいと願うところが私の思いでありますけども、あの福岡から来られる二丈バイパスの利用者の声を少し聞いてみますと、鹿家料金所の360円の値段が高く感じると。前原拾六町間は350円ですね。そして、福岡都市高速道が600円と。それに比べて、あのワン区間の360円がどうしても気になるということで、バイパスに乗らずに下におりている車両があるということは、もう執行部の皆さん、皆さんがうん、そうだと多分うなずかれるぐらいに皆さんご承知のところだと思います。そうなるとですね、やはり西九州自動車道に、これは暫定でバイパスと接続されるわけですけども、21年にはもう接続されていきますので、そういった中でこの料金体系がですね、鹿家料金所の料金体系が変更できないのか。また、その料金所がいつごろまでですね、そういう料金体系で運営がなされていくのか、お伺いをさせていただきます。 ○議長(熊本大成君) 進藤建設部長。          (建設部長 進藤 仁君登壇) ◎建設部長(進藤仁君) お答えいたします。 二丈浜玉有料道路、かもめロードでございますけども、この料金が普通車で360円ということに現在なっておりますけども、これは昭和49年度から佐賀、福岡両県の道路公社共同で有料道路事業に着手し、昭和58年度に供用開始している道路でございます。それで、料金が少し変わらないのかというご質問と、いつまで続くのかというご質問でございましたけども、利用料金についてはですね、福岡県の道路公社に問い合わせましたところ、料金は改定はなくて、償還期限である2013年、平成25年までは有料であるという報告を受けております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 田中秀和議員。 ◆15番(田中秀和君) 唐津道路へスムーズに福岡からの車が乗っていただくためには、やはり鹿家料金所が私はネックであると考えています。しかし、今の答弁ではですね、償還期限の平成25年までは今の料金体系であるとなれば、もう21年に接続予定でございますので、そうなってもそのまま乗ってこられる車が果たしてどうなのかなと考えるところでございます。 そこでですね、これは市長にお願いするしかないと思いますけども、今のような話でございますけども、この料金体系をですね、やはり360円、25年まででその料金で終わるということですけども、少し下げて乗ってくる車の量がふえればですね、またその辺も検討できると思うんですよ。その辺をですね、うまく佐賀県、福岡県に働きかけて、最終的には道路公団になると思いますけども、その辺にですね、やはりこの料金体系をスムーズにすることによって、お互いのメリットになるんじゃないかということを強く要望していただきたいと思いますけども、その点について市長のご見解をお伺いいたします。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 田中秀和議員さんのご質問にお答えをいたしたいと思います。 平成25年まで有料化が続くというふうに国交省言われておりますが、この二丈浜玉有料道路への無料化への働きかけについてでございます。ご承知のとおり、国土交通省におかれましては、平成21年度ちゃくちゃくプロジェクト2005西九州自動車道唐津道路完成に向けて、現在事業を推進しておられるところでございます。また、この西九州自動車道唐津道路の全線開通後は、唐津市から福岡都市圏まで約40分で往来できる魅力あふれるものになると心より期待をいたしておるところでございます。また、地元の皆さん方の多大なるご尽力もあって、この唐津道路、そしてまたインターチェンジができたわけでございます。これから鹿家山田、そしてまた養母田、そしてまた北波多へと続いていく、そしてまた各それぞれの地区がご議論をいただいて用地交渉を進められておるところでございまして、心からこの場をおかりいたしまして、地元の皆様方にも感謝を申し上げたいと思うところでございます。 できますならば、九州自動車車唐津道路開通から、この二丈浜玉有料道路の無料化もしくは利用料金の値下げについてさまざまご議論ありまして、私も直接地元の皆さん方、そしてまた関係の皆さん方からもいろいろこの無料化の話は伺っております。ただ、無料化できなくても利用料金の値下げといったもの、平成25年となりますと、ちゃくちゃくプロジェクトと、また時期がずれてしまいますので、そういったものを含めて、そしてまた地域産業の育成及び地域の活性化のために、国土交通省本省並びに九州地方整備局、そしてまた福岡、佐賀国道事務所、道路公団等含めて、道路公社等含めて、しっかりとこの部分について地元の声ということで提案活動、そして並びに要望活動をこれからもしっかりと進めてまいる所存でございます。いずれにいたしましても、今議員さんおっしゃるとおり、車の利用客が多くなると、その無料化もしくは値下げといったものには筋が合うことになりますので、そういったことを踏まえてですね、強く要望してまいりたいというふうに思う次第でございます。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 田中秀和議員。 ◆15番(田中秀和君) ぜひ市長、その働きかけを行っていただいてですね、利用客増につながるように頑張っていただきたいと思います。 やはりこの西九州自動車道は、唐津市と福岡市をつなぐですね、大動脈であります。また、都市高速から唐津インター、そして北波多インター、伊万里へとですね、しっかりとつなぐことによって、生きた西九州自動車道になると確信しております。そのためには、今後もですね、乗り入れ増の車両台数を確保することによってですね、道路の評価を高めて、そして先ほど言いましたサービスエリア計画を初めとしたハイウエーフロント構想を現実のものにつかみ取るようにですね、かち取るという言葉も市長もよく使っていただくようになりましたけども、本当にこれはかち取っていただいてですね、すばらしい高速自動車道にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に移ります。次に、唐津市の観光(夜のスポット)について質問をいたしました。唐津市の夜のスポットとしてですね、観光客に勧められるポイントはということでお尋ねしましたけども、部長本当私が一番大好きなポイントを1番目に言って、ご紹介していただきました。唐津城を中心としたオレンジ色の街路灯が繰り出すシンフォニーは、城下町の風情を感じさせるポイントであると。また、海辺の散歩道を通り、中央通りからのライトアップをしたですね、肥後堀までの散策などですね、観光客が安心してナイトウオークできるプランニングを、唐津ならではの、私は夜の観光スポットだと思っております。 夢を膨らませて少し話させていただきますと、夏休み限定の唐津城天守閣の夜間開放、これはですね、福岡タワーがカップルがあこがれるようにですね、まさに私はデートスポットにもなっていくのかなと思っております。また、それから高取邸のライトアッブ、曳山会館も、これも夜間開放、そして唐津銀行のライトアップと夜間喫茶コーナー、そして昭和の町並み散策などですね、こういったものは最高のスポットになっていくんじゃないかなと考えております。そこまでいくとですね、もうあとは木綿町、本町、京町へと繰り出す観光客もふえてくるんじゃないかなと思っております。ライトアップ構想が先ほど出ておりましたけども、やはり夜の魅力を出すためにはライトアップ、これも一つの手だてになっていくと考えております。また、答弁にありましたように、季節の風物詩の蛍とかですね、各地域での夜のイベント、呼子の夜の夜景、そして唐津の代表の祭りである曳山行事を初めとした各地域の山笠等の夜の祭り、これらを連携してですね、唐津が観光客に勧められる夜の観光スポットの創出をやはり行っていくべきだと私は考えております。 そこで、地域再生マネジャー事業がこれから進んでいくと思いますけども、この年間を通したイベント情報を全国に発信されますけども、その中に唐津に宿泊しないと見れない夜の観光スポットをですね、創出していくべきではないかと考えておりますけども、その点について執行部のお考えをお示しください。 ○議長(熊本大成君) 坂本商工観光部長。          (商工観光部長 坂本 陞君登壇) ◎商工観光部長(坂本陞君) 田中秀和議員さんのご質問にお答えさせていただきます。 いろんなイベント情報等を全国に発信して、唐津に泊まらないと見れない観光スポットを創出すべきじゃないかというご質問でございます。議員さんご指摘のとおり、年間を通じて観光客を、とりわけ宿泊客をふやすには夜の観光スポット、さらには早朝の魅力あるスポットをこれまでの観光素材に加えることによりまして、宿泊客の増加を図ることが必要だと考えをいたしております。先ほど説明させていただきました夜の観光スポット以外にも、朝もやの虹の松原と海岸の散策、それとか地びき網の体験、それに朝市めぐりなど、地域にはまだまだ旅人を魅了することができる素材がたくさんございます。また、平成18年度、本年度におきましては、全国に知名度が高く、伝統と文化と我々の誇りでもございます唐津くんちをキーワードに、曳山の年中行事にスポットを当てた観光戦略、特に宿泊客戦略を計画いたしております。まず、幕洗い行事を唐津における夏の風物詩として定着化させたいための施策を実施し、これに花火大会とか土曜夜市のイベント情報を合わせた情報発信を行いまして、夏の唐津への宿泊客増加を目指してまいりたいと思っています。ほかに、10月1日から始まります唐津くんちの曳山はやしのけいこ、これは外で行ったり、一部公民館の中等でも行われておりますが、ここ1カ月間、これ夕やみに包まれるころ、どこからともなく流れてくる笛の音や太鼓の音、かねの音、これはくんちに来てにわかに活気づく城下町唐津の臨場感を醸し出しておりまして、これらを唐津くんちの一連の行事といたしまして、観光宣伝として実施したいというふうに考えもいたしております。 そんなようなことをもとに、地域再生マネジャー事業でのいろんな成果の中から、食事、さらには農業、漁業等の体験プログラム、これを絡めながら、しっとりとした落ちつきのある唐津の見て歩きができる旅行商品を中心に生み出していただき、工業関係者へのセールスを行いまして、観光客宿泊30%増の目標達成に向けた努力を行ってまいりたいと思っておりますし、またこのようなすばらしい観光素材がありますことを行政放送等を駆使しながら、13万の市民の皆様にも知っていただきまして、皆様にも観光客増加の協力をいただきたい、このようにお願いをいたしております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 田中秀和議員。 ◆15番(田中秀和君) 最後にやはり市長に、この観光については語っていただきたいなと思いますので、その前に少し話させていただいて、市長に聞きたいと思います。 部長から、唐津に宿泊しないと味わえないスポットを考えていくという答弁だったと思います。まさに今までずっとこの観光戦略というのは、もう本当にすばらしい答弁がずっとこの議場でなされてきたんですよね。もう本当に皆さん、またか、またかというぐらいすばらしいものは今まで答弁がなされてきました。しかし、今回ですね、やはり地域再生マネジャー事業が、これはキーポイントになってくると私は思っています。今までの、その唐津を観光で売り出すという構想がですね、今度はきちんと商品化になされていくんだと思っています。よく新聞折り込みにですね、ある旅行会社がよく1泊コースとか日帰りコースとかですね、そして体験コースとか、いろいろなものを売り出して、それに市民の皆さんが、ああこれ行きたいなという、そういう戦略をされている旅行会社もありますけども、まさにそれを唐津市がやっていこうとされているんだと私は思っているんですよね。そうなると、ぜひその中にですね、唐津の夜の観光スポットここが魅力ですよということを売り出していただいて、そして宿泊増につながる、そういうものをですね、この合併後の宝が散漫しているこの唐津地区のそれぞれの地区においての魅力をですね、それぞれの形で発信していただきたい。そういったことをしっかり、その成果があらわれてくると思っておりますので、ぜひそのところを考えてですね、これからまたこの事業に取り組んでいただきたいなと思います。そして、ぜひとも夜の観光スポットも創出していただきいなと思っております。今回唐津城の天守閣、また曳山会館の夜間開放などですね、幾つかの提案もさせていただきましたけども、やはり唐津と言えば夏、7月から11月のくんちまでに合わせて夜の観光スポットをしっかり売り込んでいくと、これが私は唐津のこれからの打開策にも、一つつながっていくんじゃないかなと、観光の打開策につながっていくんじゃないかなと思っております。 そして、よく私市長とこの観光事業話すときに言わせていただくのが、市長がいつも使われています北の小樽、そして西の唐津市と言われますけども、それにプラスしてですね、私は北の函館山、そして西の鏡山になるよう、夜景スポットをですね、しっかりと創出していくとですね、宿泊客につながる。そういう気持ちで夜を、唐津を見ていきましょうということで話をさせていただくんですけども、観光客宿泊30%増の目標達成に向けて、今後取り組みが行われていくと思いますけども、今後どのような夜の観光プランを創出されるのか、市長にぜひ期待をさせていただきたいと思いますけども、市長のご見解をお伺いいたします。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) ご質問にお答えを申し上げたいと思います。 夜の観光スポットということで、まさに人口規模等が、非常に小樽と似ていると。ただ、向こうは向こうでひとつの観光のですね、目玉がいっぱいあるわけでございます。おっしゃるとおりさまざま、旅行会社のこの地域を招いての地域再生マネジャー事業、本当は2年間研究をするという形だったんですが、2年間も研究してもらったら困るわけでございまして、1年間の研究、1年間の実践ということに変えてくれということでJTBに申し上げたところでございます。JTBも、それはもちろん唐津の行政、民間の皆さん一体となって、もちろん議会の皆様方のご指導もいただきながらスタートするということであれば、2年目は実践に変えましょうということでやってくれております。一つは外からの目、唐津の中のいろんな方々がご議論なさることと、そして全く我々が予想もつかない唐津のよさというものは、外からの目というのがやっぱり一つ必要なわけでございます。そういった意味で、非常に観光のプロであります日本最大手のJTBにお願い、JTBがこの事業の中で採択をされてこられたわけでございますけれども、そういった意味で2年目は実践に入っているという現状でございます。 おっしゃるとおり、非常に例えばツアーの中でもいろいろ旅行会社の人たちといろんなお話を、昔からのつき合いもありますのでお話をさせていただくと、例えば一回唐津に夕方ごろホテルや旅館にお入りになって、そしてまた夕食やご宴会をなされて、そしてまた8時か9時ぐらいにバスで出てですね、見られるような夜のナイトスポットがあれば、その照明や光、アーティスティックなその部分だけでもお客さんというのは非常にお喜びになるという話をたくさん伺いました。そういった意味で、田中秀和議員さんおっしゃるとおり、さまざま唐津、旧唐津銀行、唐津城、そしてまた曳山展示場のライトアップ、すばらしいことだと思いますし、また議会でご承認をいただきました唐津港の方の交流センター、ここも照明ライトアップを考えているところでございまして、このような港風景、そしてまた呼子の夜景、そしてまた季節に応じては北波多、そして七山等の蛍、さまざますばらしい自然の夜景、そしてまた人がつくり出す夜景と、いろんな意味でその夜景があると思います。そういったナイトスポットを、ひとつ旅行会社の皆さん方と、そしてまたこの地域再生マネジャー事業とタイアップをして、1回こちら宿泊を入れて、そしてまた夜バスですばらしい唐津の夜景を見てもらうというようなダブルの魅力を盛り込んだツアーをですね、企画するということなども、地域再生マネジャー事業のこの事業の中で展開していただくようにしっかり申し入れをしたいと思いますし、行政としてもそれやっていきたいと思います。 いま一つ、例の先般の当初予算の議会の中で街路灯の問題がありました。3年間で1,500基というものをつけさせていただいてお願いをしてご承認をいただいた、この1,500基の街路灯でございますが、一つはある町で、これは九州ではありませんけれども、ある町、ある市で取り組んだ事業でございまして、やはり子供たちの安全、安心を守るという防犯灯、その数をふやすことで、一つ小高いそこにも山がありまして、そこから下を見おろすと、その街路灯が見事なライトアップになっているというような、いわゆるダブルの効果を生み出すような形の政策の展開をされているところもあります。そのようなことをさまざまかんがみまして、この間の街路灯等も考えておるところでございますので、議員さんおっしゃるとおり夜のスポット、そしてまた照明、子供たちの安全、安心ももちろん要ることですから、それも絡めて、この唐津の観光というものを、夜のスポット絡めまして、ひとつ考えていきたいというふうに思っておるところでございますので、おっしゃったような事業については、一つ一つ取り組んでいきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 田中秀和議員。 ◆15番(田中秀和君) ぜひ今回の地域再生マネジャー事業がキーポイントだということをしっかり自覚していただいてですね、夜の観光スポットの方にもしっかりと目を当てていただいて企画をしていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。 次に移ります。3項目めのごみ袋の再質問を行います。安全グリップ等の件につきましては、もうきのうの議論のとおりですということですので、今後の推移を見て検討なされていくものだと思っております。 旧ごみ袋の残数と、その利活用の件でございます。新市になって220万枚が、今まだ残数が残っていると。そして、旧町村のごみ袋もですね、各支所に45万5,000枚ほど残っているというご答弁だったと思います。これがロール式が普及されていくとですね、どうしても旧ごみ袋というのは余っていくと、残っていくと思っております。それをどういうふうに利活用されるかなと考えると、私が考えられるものは、それをボランティア袋とか、そういったものに利用されていくのかなとは思うんですけども、やはりごみ袋と書いてあれば、そのボランティア袋が、それが配られると、果たして正規の利用、利活用になっていくかなという懸念もあるんですよね。ですから、私ども議会からやはりロール式にしてくださいという提案をしたものの、そちらの方も何か提案したものの、その解決もしておかなきゃいけないということで、私が考えたことを提案させていただきますけども、平成19年、来年度から今度の新しいごみ袋が段階的にですね、料金が値上げになっていくというご答弁だったと思います。そこでですね、新ごみ袋は新料金で、そして旧ごみ袋は本年度の据え置き料金で、二重価格としてですね、市民に販売していただければ、ロール式じゃなくても、破れやすくてもですね、こちらの方でも使っていいよという方もおってあると思いますので、そういう二重価格での販売ができれば、その袋の利活用にもつながっていくと思いますけども、その点についての執行部の考え方をお聞かせください。 ○議長(熊本大成君) 世戸市民環境部長。          (市民環境部長 世戸政明君登壇) ◎市民環境部長世戸政明君) 田中秀和議員さんの再質問にお答えをいたします。 ごみ袋を切りかえる場合に、多くの残数量が残るのではないかと、それが売れ残る場合の対応についてでございますけれども、先ほど申しましたように、旧市町村時代が45万枚、そして5月の20日時点で220万と申しましたけれども、これを一気に切りかえるとなりますと、多くの100万、6月切りかえると多くの量が残るわけでございますが、きのうもお答えしましたように、一番残数の少ない袋の方から制作をしまして、随時切りかえをしていくという形で、今年度まだ残っております分を十分販売していきたいなというふうに考えております。 それでもやはり売れ残る場合が出てきましょうし、そして年度を超しまして値上げということなりますと、どうしてもそういった場合も考えられます。220万といいましても、毎月46万5,000枚ずつ出ておりますので、かなりの数ははけると思いますけれども、どうするのかということにつきましては、おっしゃいましたように一定量は災害備蓄でありますとかボランティア用、またはイベントの景品などにも使えるんじゃないかという、一定量を決めまして、それ以上の分につきましてはやはり単価、製造価格ありますので、十分利用していただきたいという観点から、どうしても大量に残る場合につきましては、そのような方法も一つの考え方であるということで検討していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 田中秀和議員。 ◆15番(田中秀和君) いろいろな使い道というのは確かにありますよね。先ほど部長言われたように、また災害用の備品としてもとっておくべきものはあると思います。それ以外でですね、やはりかなりまた残ってくると思うんですよね。ですから、3月までですので、その移行期間が。4月からはもう、逆に言えばもうどうしようもなくなってくると思いますので、ぜひともその対応を検討していただく中にも、やはり二重価格というのも一つのアイデアかなと思いますので、ご検討をよろしくお願いしたいと思います。 次に移ります。最後に、4項目めの福祉、いやしの公園整備についてお伺いをいたします。子供からお年寄りまで安心して過ごせる公園をお伺いいたしました。部長の答弁では、都市公園である松浦河畔公園や近隣公園である長松公園、そして21の児童公園は、子供連れでですね、安心して過ごせる公園だと思っているという答弁だったと思います。もちろん答弁いただいたようにですね、それらの公園は本当に使いやすく、子供たちの家からも近くてですね、安心して遊べるように整備をしていただいていることは十分理解しておりますし、私は感謝を申し上げるところでもあります。 しかし、残念ながら答弁にありましたように、唐津市は福祉公園として位置づけられた公園の整備はなされていないということでありました。そこで、今回この一般質問に取り上げて提案している公園はですね、子育て世代の家族連れが安心して遊びができて、身障者や入院患者、また病後児の方がですね、安心してリハビリや健康を推進できる、散歩などを行うことができる公園、また老人ホームの入居者などの方がですね、昼バスで来られて、ひとときを安心して過ごせるような、そういう公園が欲しいなと、そういう声を市民の方からいただいたので、この福祉といやしの公園についてというテーマで質問をさせていただいております。 そこで、お伺いしますけども、今現在芝生公園がきれいに完成目前に整備をしていただいております。場所は、中高一貫校の唐津東高校が移転する予定の道路を挟んでの松浦川の方ですけども、その公園の広場が私は一番適しているかなと思うんですけども、その広場の整備の今までの経緯と、そしてそこをどういうふうに利用されようかと、利用構想ですかね、それをいま一度ですね、お聞かせをください。 ○議長(熊本大成君) 進藤建設部長。          (建設部長 進藤 仁君登壇) ◎建設部長(進藤仁君) お答えいたします。 現在整備を行っております河畔公園内の芝生広場の利用構造と、その整備の経緯でございますが、この芝生広場は松浦河畔公園の区域のうち最も北側に位置しておりまして、貯木場として利用されていた土地2.9ヘクタールについて、平成12年度から公園整備を着手をいたしております。整備の経過でございますが、土地開発公社で先行取得をお願いいたしました土地の買い戻しを平成13年度から4カ年で終え、並行して水道の切りかえ工事、トイレ、駐車場の整備、敷地の造成工事を行うとともに、昨年北側角地を除く芝張り工事を完了をいたしております。今年度ですべての整備を終わる予定でございます。 また、この芝生広場、子供から大人までの幅広い層を対象として、さまざまなレクリエーションや各種スポーツ競技、あるいは各種イベント等に利用できる多目的広場として整備を進めてきておりまして、この整備の基本的な考え方につきましては、これまでも議会でもお答えをさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 田中秀和議員。 ◆15番(田中秀和君) 部長から答弁いただきましたけども、この松浦川運動広場の横のですね、貯木場の跡地を平成13年度から整備をしていただいて、本年度で終わると。本当すばらしい芝生公園を整備をしていただいております。当時福島市長からですね、今坂井市長に受け継がれて、また担当者の方々のご尽力でですね、この松浦川の河川敷広場と、そしてテニスコート、野球場、サッカー場と一体となったすばらしい芝生広場が今できております。 しかし、今ご答弁していただいた中にですね、2点だけ私の今回の質問に対する難関があります。1点目が、この芝生広場はさまざまなレクリエーションや各種スポーツ、あるいはイベント等に利用できる多目的広場としての位置づけで整備がなされていること。そして2点目に、その構想はこの議会で何度も答弁がなされていると、もう十分私も知っております。私もそういった質問をさせていただいて、答えは多目的広場でということをいただいておりました。          (発言する者あり) ◆15番(田中秀和君) そうです。しかしですね、そのときは本当にあの広場の使い勝手を考えて、トイレの位置とか駐車場、そして芝生広場ということで考えていたんですけども、今回の、先ほども趣旨を言いましたように、ここに来てですね、多目的広場をなされているその公園を、福祉、いやしの公園として利用計画を変更してはどうかと再提案させていただくのは、本当に私非常に心苦しいのではありますけども、やはり時代の環境の変化等を考えるとですね、この周囲の運動施設、またちびっこ広場などが点在しているこの芝生広場を、ぜひとも福祉、いやしの公園と位置づけてですね、整備をしていただいたら、最高のポイントになると考えます。また、唐津市としてもですね、本当に優しい行政だと市民の皆様から言っていただけるような、そういう手段になると思いますけども、執行部としてのお考えをお示しください。 ○議長(熊本大成君) 進藤建設部長。          (建設部長 進藤 仁君登壇) ◎建設部長(進藤仁君) お答えいたします。 この芝生広場を福祉、いやしの公園として位置づけたらどうかというご質問でございました。この公園の敷地は、北側に視界が開けた地形となっておりまして、視界を遮る建物等がないことから、松浦川河畔部の雄大な自然景観や開放感を味わうことのできる空間を形成をいたしております。市といたしましても、この敷地の持つ特性を生かした利活用を図るべく、敷地中央に大小2面の芝生広場を配置するとともに、その周囲には幅2メートルの園路を整備し、さらにその外側に木陰をつくり出す高木を植栽するなど、芝生に触れながら開放的な緑の空間を楽しんでいただけるよう整備を進めてまいりました。また、極力敷地全体の段差をなくし、身障者用の駐車場やトイレを設置するなど施設のバリアフリー化にも配慮しておりまして、今年度に健康遊具をさらに数台設置する計画でございます。 この芝生広場のように、市街地から若干離れておりますが、すぐそばに駐車場やトイレが準備され、敷地全体の段差や高低差を少なくした公園は本市にはございませんので、位置づけは別といたしまして、特に福祉の面、健康づくりの面で活用していただけるように、今後PRしてまいりたい、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 田中秀和議員。 ◆15番(田中秀和君) 部長からの見解を伺いましたけども、本当にこの芝生公園の整備はですね、バリアフリーの観点、そして段差をなくした整備、隣接するトイレ、駐車場も準備がなされています。このような便利な公園はほかにもないということでした。しかし、位置づけは別としてですね、福祉の面、健康の面で活用していただく広場として広くPRをしていく、そういう方向性で検討していくという答弁だったと思います。本当にありがたいなと思います。 3月議会だったと思いますけども、建設水道委員会でこの広場を現地調査をいたしました。委員の皆様からは、本当にすばらしい、実に環境が整った芝生公園だという声も出ておりました。松浦河畔公園のですね、全体的な整備から考えて、少し話をさせていただきたいと思いますけども、皆さん競艇場の正面玄関に、松浦川を正面に見てですね、立っているということで、ちょっとそれを想像して聞いていただきたいんですけども、左側、南側からですね、大型遊具とアスレチックを兼ね備えたちびっ子広場がありまして、そこにミニSLや野外コンサート場があります。また、その横にポニーの体験乗馬広場が整備されています。そして、桜堤の広場があり、中央にストーン、石の広場ですね、そして駐車場を挟んで国際交流広場、ここには姉妹都市の独特な建築物の休憩所が建築された芝生があります。そして、半田側に歩道橋が、これも伝統ある欄干をモザイクされてですね、あれライオン、何というのか、済みません、わかりませんけども、その歩道橋を渡るとですね、そこに野球場、ラグビー場、アーチェリー場、そして今回整備が予定されているテニスコートがあります。そこから202バイパスの下を、地下道が整備されて、そして今話をしている、この芝生広場に接続されてくるようになります。その広場の横に、松浦川の河川敷の運動広場があってですね、そこではソフトボールやグラウンドゴルフ、ゲートボール、陸上競技などができる、そういう河川敷広場があります。そしてまた、ロイヤルホテル側からですね、河川敷にはウオーキングロードも整備をされて、この広場に接続されております。そしてまた、この広場の前ではですね、松浦川で貝掘りもされて、かなりの方が余暇を楽しまれている、そういう場所に位置する公園であります。 ぜひともですね、この芝生広場は、本当に多目的広場の整備からですね、福祉、いやしの広場と、位置づけは別としても、そういう方向で方針転換してですね、子育て世代の親子や病人、病後児、老人ホームの入居者のリハビリ、身障者や老人の方の健康増進などにですね、安心して過ごせる福祉いやしの公園と、その観点から今後整備も進めていただければ、本当にすばらしい公園になっていくなと思います。 市長に最後に、市長のお考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) お答えを申し上げます。 子育て世代の方、そしてまたリハビリ中の、ご病気から治られようとなされる方々、あるいは高齢者の方初め、とにかくだれもが健康に留意をしながら、いつでも安心して利用ができる、そのようないやし、福祉の公園ということについてのご質問でございます。 先般出生率がさらに低下したと調査結果が報道されておりました。今後さらに少子高齢化は進展していくものと見込まれておりまして、本市もその例外ではないとの認識を持っております。本市がいろいろな公共施設の整備を進めるに当たりましては、やはりこうした時代の変化に対応した施設の整備を進めていく必要があると考えておりまして、その意味では公園整備につきましても時代の変化を踏まえて、利用のあり方、あるいは施設整備のあり方を見直していく必要があるのではないかと思っております。近年では公園種別の中で、防災公園の考え方が新たに示されておりますが、田中秀和議員さんご提案の福祉、いやしの公園、まさにこれからの少子高齢化時代に求められている公園の一つの姿であろうというふうに考えております。 現在整備を住めております河畔公園の芝生広場は、建設部長の答弁にもございましたとおりバリアフリー化を図っておりまして、健康づくりの面、あるいは福祉の面でも多くの市民の皆様方にご利用していただければと思っております。ただ、いつでもだれでも安心して利用していただくためには、一定の面積を専用的に使用するスポーツ競技などは利用を制限する必要も出てくるかと思います。来年度からの全面供用開始に向けてですね、まず利用規程のあり方等を検討を進めてみたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 田中秀和議員。 ◆15番(田中秀和君) ありがとうございました。新しい施設整備、公園整備のあり方を見出してですね、唐津らしさ、いや、唐津だからできるものをつくり上げていただきたいと思います。 これで私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(熊本大成君) 青木茂議員。          (12番 青木 茂君登壇) ◆12番(青木茂君) 12番、青木茂でございます。通告順に従いまして、2点質問に当たります。 まず冒頭に、今回の質問の大きな幹の部分等について、まずそれから入っていきたいと思います。今回の質問の趣旨でありますが、大きな幹の部分は、合併のスケールメリットをいかに生かすのかという部分であります。それに対しまして、観光を含めた地域振興の活性化、それから新唐津市の基本理念であります「海、山、川が響き合う響創のまちづくり」というような観点から質問に当たってまいりたいというふうに思います。2点ございまして、唐津城築城400年に向けて、それともう一点が海の玄関口としての機能充実について、今回は特に唐津港東港地区、観光港について取り上げてまいりたいというふうに思います。 いよいよ唐津市総合計画の第1期実施計画が昨年示されまして、平成17年度から21年度におけます計画が進められておるわけでございます。18年度予算から、その内容は実施をされ、本年度から本格的に動き出したということでございます。そこで、今回の合併いたしました新唐津市と唐津藩が私はリンクしてくるわけでございますが、唐津藩が成立した当時の私のつたない知識の中でございますが、観光案内等にも書いてございますけども、唐津藩は1595年、寺沢志摩守公が拝領なされ、関ヶ原の戦いの後成立をいたしておるようでございます。当時の唐津藩の領域と申しますのは、今回合併いたしました新唐津市の領域、それと天草、これは私ども唐津市の方と姉妹都市を結んでおりますが、天草の4万石、それからお隣福岡怡土郡の2万石、それから伊万里の一部等を含みます12万3,000石というように認識をいたしております。まさに今回合併いたしました唐津市、私は領域的にいいまして、この唐津藩のまさに再生ではないのかと、再生誕生ではないのかと言っても私は過言ではないというふうに思う次第でございます。当時やはりそれぞれの合併しました今の地域等におきましても、当時から伝わりますそれぞれの伝統、文化、さまざまなものが今でも、今日にも残っております。そのようなことで、先人が残してくださいました本物の歴史、文化、伝統というものに、先人に対して深く感謝を申し上げるわけでございます。今まさに唐津市、この唐津城築城、私の認識では2008年に400年を迎えるというふうな認識を持っておりますが、新唐津市の活性化、または次世代へこれらの継承という観点から考えますと、千載一遇のチャンスではないかというふうに私は思うわけでございます。 そのような中で、私のつたない認識で間違っていたらいけませんので、唐津城は1602年に築城が開始なされ、7年の歳月ということは1608年に唐津城の築城が完成したというふうに私は認識いたしておりますが、この史実についてどうかということを教育委員会の方にお伺いをいたします。 続きまして、唐津港についてでございます。今回は、冒頭にも申し上げましたように、特に東港地区についての質問でございます。いよいよ来年の4月に、唐津・壱岐フェリーが周航をいたすわけでございます。それに向かいましてさまざまな展開、また事業が、今急ピッチに進められておるところでございます。ちょうど唐津市役所の玄関入りまして左手の方でございますが、今回九州船さんによります新船の築造に伴いまして、そのフェリーの名称等も募集なされ、また市報等で6月末でございましたでしょうか、周知がなされておるような状況でございます。 そこで、今回の質問は、唐津港東港地区の、特に交流センターを含みます唐津港東港地区の交通機関の体系等を中心に質問をしてまいります。まず、海の玄関口としての唐津港東港地区の新唐津市におけます位置づけ及び展開等についてどのように考えておられるのか、1回目の質問といたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(熊本大成君) 松尾教育部長。          (教育部長 松尾公志君登壇) ◎教育部長(松尾公志君) 青木議員さんのご質問にお答えをいたします。 質問に答えるというよりも確認というとになろうかと思いますけども、おっしゃいましたように唐津城の築城については諸説あるわけでございますが、慶長13年、1608年の完成説をとっておるところでございます。秀吉の家臣でございました寺沢志摩守広高が文禄4年、1595年に唐津に波多氏の後を継いで入府をいたしております。関ヶ原の戦いの後、慶長6年、1601年に松浦郡、筑前の怡土郡、それから肥後天草を合わせて12万3,000石ということで大名になっております。志摩守は慶長7年、1602年から7年の歳月をかけまして城下町の形成と唐津城の築城に当たり、慶長13年、1608年に完成したと言われておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 進藤建設部長。          (建設部長 進藤 仁君登壇) ◎建設部長(進藤仁君) 青木茂議員さんのご質問にお答えいたします。 平成19年4月に周航が予定されております壱岐行きのフェリー埠頭を市はどのような位置づけでいるのかというご質問でございました。昨年12月に改定されました唐津港の港湾計画あるいは唐津港まちづくり懇話会から昨年8月に提案されました地域素案の中では、唐津港の東港地区は交流ゾーンと位置づけておりまして、恵まれた自然景観を生かし、壱岐フェリーや大型旅客船が寄港できる海の玄関口としてのターミナル機能を確保するとともに、これと一体となった緑地などウオーターフロントの整備を進め、市民や来訪者などの多くの人々が集まり、にぎわい交流空間を創出することがうたわれております。その東港地区で最初に整備される施設が、このフェリー埠頭でございます。これまで東港地区は、砂やセメント等の貨物を取り扱う物流基地として活用されていた関係上、一般の市民が気軽に立ち寄れる港とは言いがたく、人の動きといったものがほとんどなかったわけでございますが、フェリー埠頭が周航いたしますと、年間25万人とも言われる乗降客が、この東港地区で人や車の動きとして発生してくるわけでございます。また、今後は周辺の緑地整備や先端部分の老朽化、岸壁の再生整備などが進んでまいりますと、さらに人の動きがふえてくるものと考えております。市といたしましても、この東港地区のうち、まずはフェリー埠頭周辺のにぎわいと交流を創出するため、ターミナル機能をあわせ持った交流センター(仮称)を建設することとすることにいたしております。今後とも、この東港地区を交流ゾーンと位置づけまして、海の玄関口としての機能充実に努めてまいりたいと、このように考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木茂議員。 ◆12番(青木茂君) ありがとうございました。 まず、唐津城築城400年に向けましての質問に当たらせていただきます。今教育部長の方からご答弁がありまして、これ2008年、史実があいまいであるということであったらどうしようかと思っておりましたけども、今のご答弁を聞きまして安心をいたしてわけでございます。昨日の市長のご答弁にもありました。唐津城につきましては、やっぱり観光唐津の柱であるというようなご認識のご紹介もございました。そのような意味で、本当に新唐津の基本理念にあります響創のまちづくりというのが、まさにどのようになるのかというのが市民の皆様方の気持ちの中にあるのかなというふうに思います。そのベースとなりますのが総合計画、ましてやまた具体的な実施計画であると私は認識をいたしております。今回の2008年に向けまして、例えば唐津城築城400年事業というふうに私は仮称申し上げておりますが、行った場合、例えば市民の認識、意識の上での合併というのが、私は実感できるのではないか、そのように位置づけで考えております。そのような意味も込めまして、これは市長の方がよろしいんでしょうか、お伺いします。仮称でございますが、唐津城築城400年事業を大々的に実施してはどうかとご提案申し上げるわけですが、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 青木茂議員さんのご質問にお答えをいたします。 唐津城築城400年、仮称とおっしゃいましたけれども、この400年どうとらえているかということでございます。ご指摘のとおり、唐津藩の初代藩主寺沢志摩守により唐津城の完成は、一般的に慶長13年の1608年とされております。400年を100年ごとの節目の年でとらえれば、築城後4回目の節目ということになります。平成20年の2008年にめぐり合うことは、私どもにとりまして大変意義深いものと受けとめております。また、ご指摘のとおり昨年の大合併、ことしの七山村との合併と広く大きくなった唐津市となって、まさに藩政時代の唐津藩に近い自治体となったこの時期に築城400年を迎えるのも、何か歴史の節目といったものを感じるところでございます。合併後の新唐津市を広く発信し、また合併後の地域、そして地域の一体感を醸成する絶好の旗印になるものと思っております。 また、先般のご質問でお答えをいたしましたとおり、ことしの8月から全国市長会の中での会員の中での城下町サミットというのがスタートいたします。今度は8月末に準備委員会、それから本年度まで総会にいくかどうかというところで、今るる打ち合わせをいたしておるところでございますが、まずは小田原市で開催ということで、準備会は10人以内の数でまず、その中にはお選びいただいておりますので、その辺のところを踏まえてですね、しっかりまたその会場に行きましても、この400年のこと、歴史のこと、申し述べていっていきたいというふうに思いますし、また社団法人唐津青年会議所が2008年度全国城下町シンポジウム主管開催に立候補いたしております。市といたしましても推薦をさせていただいて、推薦状を送っているところでございまして、これも同時期2008年ということになっております。これは、全国の城下町の青年たちが一堂に会して、地域、町の人たちとともに町の持つ可能性を見出すことということで、非常に新市が目指す方向性と合致するものであるというふうに思っております。この新唐津の都市像の実現を、市民一体となって進めていくための力強い、こちらもきっかけとなればというふうに思っているところでございまして、そのようなことを踏まえて、そしてまたかつ唐津城を語る上で名護屋城が外せないわけでございまして、名護屋城並びに陣屋と中世末期の城郭史上重要な位置にあるものであって、そ後の江戸時代唐津城等の築城にも大きな影響を与えております。これは、石垣なんかそうですね、特に大きな影響を与えている。また、寺沢氏は名護屋散陣時に唐津領を支配することになるなど、密接な関係があると言えると思います。 以上のことから、この唐津城築城400年ももちろんでありますが、この名護屋城の部分ともしっかり組み合わせができるものというふうに思っておりまして、そうなりますと本当に全市挙げてという形になりますので、そのようなことを踏まえて、この築城400年をしっかりキャッチフレーズにしながら、市民挙げて全市的な取り組みを市議会の皆様ともご指導、ご相談申し上げながら、ご指導を受けながら実施をさせていただきたいと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木茂議員。 ◆12番(青木茂君) 力強いご回答ありがとうございました。まさに本当市長よく把握されておりまして、私が言うにも及ばなかったのかなというふうな印象さえ受けるぐらい力強いご答弁でございました。本当に当時の状況というのは、やっぱり唐津城、名護屋城、これ非常に深い関係がありまして、そのようなことも含めて、やはりこの合併しました各地域のさまざまな伝統、文化、歴史と、本物のこれは伝統、文化、歴史でございますので、それを生かして本当にこの合併のスケールメリットを最大限に発揮する目標として、私も本当千載一遇のチャンスだというふうに認識をいたしているわけでございます。 そのような中で、それを所管なさいます各担当部の方、私がちょっと思いつきます部分について質問いたしますが、地域振興部、商工観光部、教育委員会、もしもこの、もしもじゃございませんね、400年事業を実施する場合、それぞれの部でどのような取り組みが考えられるのか、ご答弁、ご見解をお願いいたします。 ○議長(熊本大成君) 保利地域振興部長。          (地域振興部長 保利文台君登壇) ◎地域振興部長(保利文台君) 青木議員さんの質問に対しましてお答えいたします。 地域振興部といたしましてはですね、本庁の各所管部、支所はもとより企業、市民と一体となりまして、新市全体で取り組み、盛り上げていくという考えでございます。特に唐津には、茶道、華道といった日本古来の伝統文化が根づいておりまして、これに加えまして唐津焼き、祭りなど伝統工芸、民俗文化といったものが数多くございます。また、唐津藩の台所を潤した農産物や海産物など、多種多様、多彩がございます。こういった地域の力を活用しながら、近世から近来、そして現在までの唐津がたどってきました歴史に目を向けまして、新たな発展の可能性につながる事業の展開などが考えられるかなと思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 坂本商工観光部長。          (商工観光部長 坂本 陞君登壇) ◎商工観光部長(坂本陞君) 商工観光部の所感を申し上げさせていただきます。 築城400年祭の取り組みといたしましては、記念すべきこのときを活用いたしまして、1年間を通じて城下町唐津を色濃くPRしてまいりたいと考えをいたしております。特に関連した記念イベントや歴史散策ルートに加えまして、唐津ならではの食材、体験などを絡めました周遊観光を、唐津城築城400年祭特別企画と銘打ちまして、この年に唐津へ滞在しないと味わえない旅情感、臨場感をアピールしてまいりたい、このように考えをいたしております。 ○議長(熊本大成君) 松尾教育部長。          (教育部長 松尾公志君登壇) ◎教育部長(松尾公志君) 青木議員さんのご質問でございますけども、教育委員会いろんな分野がございますので、ちょっと長くなるかもしれませんけども、お許しを願いたいと思います。 教育委員会といたしましては、まず視点でございますが、大切なことは郷土の歴史、文化に対する理解と愛情、誇りを醸成すると。そして、これをですね、内外にPRしていくという観点に立って考えていくべきだろうというふうに考えております。総合計画の中では、都市の根幹となるべき施策の中で、第3節で「豊かな心と感性、創造力に満ちた人をはぐくむまちづくり」に位置づけられるかと思います。それぞれに郷土学習の推進、文化財の保存、活用の推進、スポーツ活動の振興等々掲げられておるところでございます。また、元気が出る重点プロジェクトにおきましては、地域で取り組む郷土を愛する人づくりプロジェクトを掲げておるところでございます。 こういうふうな観点から、まず学校教育でございますけども、先日から申し述べておりますように、新たに「わたしたちの唐津市」という小学校の中学年向けの副読本を9月までに作成して今年度中に配布し、郷土に対する理解をさらに深めていきたいと考えております。また、郷土の偉人を取り扱う小学校高学年向けの副読本を今年度より作成を始めて、平成19年度中に配布する予定でございます。このような取り組みは、平成20年の唐津城築城400年に向けての盛り上げの取り組みにもつながっていくものと考えておるところでございます。さらに、11月には小中学生の教育文化祭を開催しておりますけども、平成20年の教育文化祭に向けましては、従来の作品展に加えまして、唐津城それから唐津の城郭ですね、そういうものをテーマにした絵画や作文、模型だの作品の募集が考えられるかと思います。 それから、次に文化課でございますけども、展示会、記念シンポジウム、それから歴史の道、城下町ウオーキング、そのようないろいろなものが考えられると思います。一例といたしました特別展の場合には、歴代城址の沿革や江戸期を通じた郷土先覚者の顕彰、藩内産業であった捕鯨、養魚、石炭産業を通しての現代につながる唐津藩の姿というものを紹介できるのではなかろうかと思っております。また、唐津の城下町には縦横に道が走っておりまして、石垣や掘り割り、今に残る遺構だけではなく、歴史的な故事を持つ場所もございます。こうした場所をめぐり、歩き、見るという体験を通じて、地域の歴史に触れるということも考えられます。また、お城につきましても、先ほど市長が触れられましたように、名護屋城、それから厳木の獅子ヶ城ございますので、これら全体を藩全体でですね、旧唐津市、合併後の唐津市も含めましてですね、考える企画ということも考えられるかというふうに思っておるところでございます。 生涯学習でございますけども、公民館や都市コミュニティセンターにおいて、郷土の歴史について学ぶ講座を築城400年を記念して、さらに充実させることができるかと思っております。具体的に申せば、シリーズ物を企画して、そしてこれを全市的に行政放送で放映するといったことも考えられるかと思っております。 スポーツの面でございますが、10マイルロードレース、それから虹カップ九州社会人卓球大会等いろいろスポーツ大会を誘致して開催しておりますけども、冠事業といたしまして、唐津城築城400年記念大会という冠事業にいたしまして、盛り上げることもできるのではないかというふうに思っておるところでございます。 そしてまた、支所内には先ほど申し上げましたように藩政時代の資料、お城初め遺跡も数多く残っております。これらを支所または地域の公民館で整理をいたしまして、築城400年をテーマに企画展示を行いまして、新市としての一体感をつくっていくのも一案ではないかなというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木茂議員。 ◆12番(青木茂君) 今3部の部長の方からご答弁をいただきまして、それぞれ強弱があったのかなというふうに思います。特に教育委員会の方からは、かなり具体的なですね、もう今にでも実施できるようなご回答でございまして、非常に心強く思った次第でございます。 今回のですね、質問のもう一つの観点というのが、実は私ございまして、実は響創のまちづくりをですね、実施するに当たり、一番根幹となりますのが総合計画、第1次の実施計画なのであります。教育部長は前職が総合政策副部長ということで、その総合計画が十分頭に入られての上での答弁だったのかなというふうに私は認識をいたしたわけでございます。やはりこの実施計画の出来高を上げていく、それを検証していくというようなことから踏まえれば、漠然とした回答は、私は返ってこないものというふうに期待をいたしておったわけでございます。そのような中で、いま一度総合計画を踏まえられて、地域振興部、商工観光部、取り組みについてのご回答をお願いします。 ○議長(熊本大成君) 保利地域振興部長。          (地域振興部長 保利文台君登壇) ◎地域振興部長(保利文台君) それでは、お答えいたします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、先ほど青木議員が申し上げられたとおり、総合計画書の中の新市の根幹となるべく施策の中でということでございますが、築城400年祭の取り組みに関する施策といたしましては、地域振興部といたしましては、各ボランティア団体並びにNPO地域づくり団体との連携、それとそういう団体の育成並びに支援をしていきたいという考えと、国際交流団体との連携強化、市民との協働による行政の推進を考えております。また、離島振興対策といたしましては、農産物、海産物の販売、地域交流間の促進、文化的資産を活用した観光開発などが考えられると思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 坂本商工観光部長。          (商工観光部長 坂本 陞君登壇) ◎商工観光部長(坂本陞君) お答えいたします。 新市の根幹となるべく施策の中で、商工観光部がかかわる部分を述べさせていただきますと、一つ観光資源の再発見と利活用の部類の中では、地域再生マネジャー事業成果の中から選び出された旅行商品、これにすべて400年祭として冠を付して、着地型商品をアピールしたいと思っております。 さらに、広域観光ルートの改善、宣伝の強化の中におきましては、築城400年を迎える唐津城を中心として、名護屋城址、岸岳城址、獅子ヶ城址を初め、さらには姉妹都市としての熊本県苓北町の富岡城、これをエリアに加えまして、城址めぐり、城下町めぐりのできる周遊観光をアピールし、西九州唐津への誘客を図りたい、このように思っております。 さらに、自然の景観、農漁業、文化的遺産を生かした観光開発、観光拠点の整備につきましては、文化的遺産でございます、資産となります唐津城と、寺沢氏が植林を始めました虹の松原を初め、歴代の藩政の中で生まれました文化などを整理し、唐津城を拠点としての散策コースづくりを目指したいと思っております。 次に、年間を通じまして四季折々に楽しめるにぎわいのある観光地づくり、これにつきましてはしゅんな食材、伝統芸能、自然景観など、さらには四季の花、蛍等々ございます。これを唐津城の四季という切り口で、城下町唐津をアピールしたいと思っております。 次に、農林水産業などとの連携による体験型観光の展開もございます。これにつきましては、ブルー・ツーリズム、グリーン・ツーリズムによる体験型観光イベントに、これも冠を付させていただきまして、限定商品として近隣エリアからの誘客効果をねらおうと思います。 さらに、東アジアからの観光客誘致対策も掲げておりますが、これは先般の新聞を読んでみますと、特に中国からの観光客がかなり日本の桜や藤の花見に興味を覚えておられるという情報が載っております。これを切り口に、400年祭を迎える唐津城への誘客、これを促進していきたいなと思っております。 さらに、ビッグイベントによる観光客誘致につきましては、この400年祭、祭りとして関連するすべての催しを、1年を通じた一大イベントとしてとらえて、お客さんの誘致を図りたい。 それと、最後に学会、会議等の視察等の誘致、これは福岡市を中心として開催される学会や会議におきまして、築城400年を迎える城下町唐津をアピールさせていただき、アフターコンベンションの中でオプショナルツアーを企画検討していきたい。このようなことが、400年祭にかかわると思われる施策と考えをいたしております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木茂議員。 ◆12番(青木茂君) 今ですね、400年事業というものをとらえて、その400年に絡みます総合計画の中の実施計画、その中でも新市の根幹となるべき施策というのを、今ベースに多分ご答弁いただいたものと思いますが、それだけでも新市総合計画の大半のことが実施できるというようなご回答であったんじゃないかなというふうに私は認識をいたします。 そこで大事なのが、これのそれぞれの部のやつをいかにコーディネートしてまとめ上げて、これをやっていくのか。一つはイベントの実施という観点も当然あるでしょう。それともう一点は、この総合計画をいかに目標に向かって素早く実施して、市民の皆様方の認識の上での合併を高めていくかという観点もあろうかと思います。そこで私は、これ実施計画のですね、体系のところに、そうだというようなこと書いてあるんですけども、これ実施計画の中に書いてあります。「合併後の新市が総合計画を実施していくためには、各部各課、各市町及びすべての職員が共通認識を持ち、役割分担と連携を図る必要がある。また、担当する施策及び事務事業の総合計画における位置づけを各部各課が認識した上で、事業を実施することが大切である」と、このように書いてあります。まさにそのとおりです。これを私は実施していくのが、総合政策部じゃないかというふうに私は認識しておりますが、コーディネートをする場合、これはどのような展開になっていくんでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 山下総合政策部長。          (新市総合企画監兼総合政策部長 山下正美君登壇) ◎新市総合企画監兼総合政策部長(山下正美君) 青木茂議員さんのご質問にお答えをいたしたいというふうに思います。 唐津城築城400年祭でございますが、まずこの400年祭を実施するとすれば、これは元気が出るプロジェクトの全国に魅力発信、観光新唐津観光客宿泊30%増プロジェクトに位置づけられるというふうに考えています。今、このマスタープランの中の計画の中で掲げておりますのは、18年の全国豊かな海づくり大会であるとか、19年の全国高校総合体育大会等を挙げているところでございます。その中で、この築城400年祭が類似のものとして位置づけられるというふうに考えています。まだ実施計画の中に、築城400年祭という形では位置づけておりませんので、改めて築城400年祭というものの実施計画基本構想をですね、同じコンセプトのもとで早急に構想を練り上げていく必要があろうというふうに考えています。今ほど教育委員会、地域振興部、商工観光部等で築城400年祭の萌芽となる考え方、プロジェクト等を掲げられましたが、そういったものがばらばらでなくて、一体感を持って相乗的な効果を発揮する必要があろうというふうに考えています。 そのためにどうやるかということでございますが、今総合計画に掲げております34の重点プロジェクトにつきまして、その性格に応じた形でのプロジェクトチームを立ち上げているところでございます。この400年祭に関係するところのプロジェクトにつきましては、観光新唐津のプロジェクトということで、観光課を主管にし、地域振興課、文化課等を構成要員とする形のプロジェクト会議を立ち上げておりまして、その進行管理を企画政策課の方で行うようにしているところでございます。このプロジェクトチームが既に立ち上がっておりますので、今回の青木議員さんの質問、さらに先ほどの市長の答弁を受けまして、この400年祭に向けての、先ほど申しました基本的な構想を早急に練る必要があろうというふうに考えております。その中での総合進行管理につきましては、総合政策部の企画政策課の方で担当させていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木茂議員。 ◆12番(青木茂君) 今ご答弁がございました。それぞれの部のそれぞれの持ち味、いろいろな本当思いがあられると思います、部の方には。それをまとめ上げる作業というのは、非常にこれは難しい、行政は難しいみたいでございます。実行委員会を立ち上げるとか、いろんなやり方があるかと思います。この400年に限らず、市長の意を酌みですね、宝の原石をですね、磨き上げて、これを本当の宝にする、ここが大事なわけでございます。各部がですね、例えば総合政策部の方で今進行管理というふうなお話がございましたけども、各部にですね、丸投げというのは、これはいかんと思うんですよね。そういうことではなくて、100%与えられたものを150%にしていくというような、このようなハートのこもった要するに取り組みが、私は大事じゃないかということを申しておきたいというふうに思います。せっかくのチャンスですから、部長、よろしくお願いしておきます。 そこで一つ心配になりますのが、昨日の唐津城におけます石垣の件でございます。きのうご答弁がございましたけども、きのうのご答弁を聞いてみますと、どうも2008年におきましてはですね、まだ修復作業の工事中じゃないかというような感じを受けるんですけども、2008年の唐津城の石垣等状況、どのようなことが想定されますでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 進藤建設部長。          (建設部長 進藤 仁君登壇) ◎建設部長(進藤仁君) お答えいたします。 唐津城の石垣修復工事は、2008年ではどのような状況かというご質問でございました。先日古藤議員さんにもお答えいたしましたように、ことしの10月までに対策工法の立案をいたしまして、その後実施設計、その後事業費の予算が成立すれば修復工事ということになっていきますと、スムーズにいきましても、石垣の修復工事に着手し、工事中の状況ではないかと、このように認識をいたしております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木茂議員。 ◆12番(青木茂君) そのような中で、工事中の状況である石垣、これが物理的にどうにもならないなら、例えば本物の石垣を積む作業をお客様に見せるとかいう、いろんなしたたかな作業が、演出があると思います。そのようなことでですね、私は決して完成させろというようなことは申しません。そういう演出の仕方について、十分ご検討いただいて実施していただきたいというふうに思うわけでございます。今回この400年事業を取り上げさせていただきましたが、このイベントの実施ということも大切でございますが、それまでの過程というのが非常に重要でございます。 どのようなことが考えられるかというと、新市の観光も含めた国内外への情報発信、また市民と行政の真の協働、それから地域再生マネジャー事業についている中間報告がございましたけども、ちょっと取り上げさせてもらいますけども、唐津の欠点というのが5項目ほどございまして、唐津ブランドがはっきりしない、唐津のイメージが散漫、まちのにぎわいがない、夜遊ぶところがない、これは田中秀和議員が先ほどいろいろな提言なさっておりました、観光ガイド不足と、五つほど唐津の欠点というのが挙げられております。まさにこれの欠点を解消する、これを考えていくにも絶好の機会だと思います。そういった意味で、一つのツールとしまして、炎の博のときもそうでしたけども、キャッチマーク、シンボルマークなどをつくられてですね、それを封筒とか、いろんな書類なんかにつけられて、それを国内外に発信されたという記憶が私はございます。そのような仕掛けも考えてみてはどうでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 坂本商工観光部長。          (商工観光部長 坂本 陞君登壇) ◎商工観光部長(坂本陞君) お答えいたします。 築城400年祭の開催をという関係のプロジェクトがまだできているわけじゃございませんけれども、考えられることといたしましては、以前例えばカラスに三度笠をかぶせた旅吉君というイメージキャラクターが過去あっております。それが築城記念になりますと、その三度笠をかぶせた姿がいいもんか、さらにイメージ的には、これは殿様的なイメージになるかなとも思いますし、逆にまたそれを触れ回るかわら版売り的なイメージキャラクターもあるのかなと思うんですけど、おいおい会議を進める中でそういうことは決まってくるかなと思っております。 ○議長(熊本大成君) 青木茂議員。 ◆12番(青木茂君) ぜひですね、そのようなちょっとした取り組みがですね、物すごい情報発信になります。キャッチマーク等も考えられてですね、それを国内外も含めて情報発信、またPR、唐津城築城400年だというPRを実施していく過程、これが大事でありますので、しっかり取り組んでもらいたいというふうに思います。 先ほど市長のご答弁にもありました、私も初めてお聞きしました市長会での城下町サミットへの取り組み、また私もですね、この築城400年事業というテーマで調べておりましたところですね、私の同僚議員であります田中秀和議員の方からご紹介をいただけたわけでございますが、唐津青年会議所によります全国の城下町シンポジウムと、全国大会というのに唐津市の青年会議所の方が立候補しているというような状況でございます。これを決定するかどうかは、今後の展開によるかというふうに思いますが、私は絶対これ持ってきていただけるものというふうに確信をいたしておるわけでございます。約ですね、70の都市、日本全国70の都市の青年会議所、お城を持っております自治体の青年会議所で形成されております全国城下町青年会議所連絡協議会というところの主催になると思いますけども、全国の城下町サミットということで、本年は愛媛県の今治でしょうか、今治城、昨年は長野県の上田城等でやられております。全国的なですね、これは有名な取り組みでございます。ぜひですね、このようなビッグイベントといいましょうか、シンポジウム、民間の団体の方で精力的にやられているようでございますので、このような取り組み等が唐津に参った場合は、全面的なですね、官民一体となって積極的な支援、それから協働作業をやっていただきたいというふうに思います。この件につきまして、ご答弁お願いいたします。 ○議長(熊本大成君) 保利地域振興部長。          (地域振興部長 保利文台君登壇) ◎地域振興部長(保利文台君) お答えいたします。 民間活力活用と、民間の活力を活用したらどうかというふうなご質問だったかと思いますけども、実施県等におきましては、市民労働、市民協働の観点から、市内の地域づくり団体等に呼びかけまして、どうした内容がいいのか、どうした取り組みでいくのかということなどをですね、提案をいただきながら実施していきたいと考えておりまして、いずれにいたしましても地域づくり団体等が主体的に取り組んでいけるような事業展開を考えておりまして、より効果的な方法ではないかと今後考えている次第でございます。今言われましたように、官民一体となって事業の推進をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 青木茂議員。 ◆12番(青木茂君) 真の協働というのはですね、提案いただいたものを受けて、それに対応していくということでなく、一緒にやらなきゃいかんわけですよ。そこのところをきっちり認識しておいてください。 続きまして、唐津城築城400年事業が、私は本当唐津市のすごい事業になることを期待して、次の質問にまいります。唐津港東港地区についてでございます。まさに来年の4月に周航するわけでございますが、私はこの東港地区の位置づけについては建設部長の方のご答弁がありましたように、市のにぎわい交流形成の核となるものというふうな認識を改めていたしたわけでございます。そのような中で、この東港地区交流センター等を含めた東港地区の展開に対しましてですね、公共交通機関、この体系がどのようになるのか。その戦略をどのように行政が持っておるのか。また、4月となりますと、恐らく路線変更手続とか、いろんな手続があるのかなというふうに、これはちょっとよくわかりませんけども、あるんであれば、これは期限があることでございますので、そのような状況が、公共交通機関の状況がどのようになっているのか、市の考え方をお聞きいたします。 ○議長(熊本大成君) 保利地域振興部長。          (地域振興部長 保利文台君登壇) ◎地域振興部長(保利文台君) 青木議員のご質問に対しましてご答弁いたします。 今回壱岐フェリーの唐津港の周航に伴いまして、唐津東港と市内のアクセスは重要な問題と考えておりまして、市内のバス業者にどのような対策をということで問い合わせをいたしましたところ、19年の4月1日からフェリーが周航いたしますので、それに合わせまして、現在毎日10便あります市内の路線バスでございますが、大島液化ガスまでの既存のバスが運行されておりますので、唐津東港経由として、そしてしかもフェリーの到着時間に合わせるという形で対応するということでご答弁いただいております。 また、高速バスでございますけども、現在呼子長崎間のレインボー壱岐号ですかね、1日3便運行されておりますが、これにつきましても唐津東港発の大手口経由の長崎行きということに変更されるということで、現在対応されているということでございます。 なお、呼子福岡間の呼子号でございますが、1日5便でございますけども、これにつきましては現行のまま存続していくという方針でございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木茂議員。 ◆12番(青木茂君) 今のですね、ご回答で私が感じますのは、市の意思が全然感じないわけですよね。バス事業者に聞いたらこういう回答が返ってきたというふうなことなんです。だから言うんです。唐津東港の位置づけがどうなのかという質問を私が何で最初にしたのかといいますと、その戦略に基づいて市はこういうふうな公共交通機関の戦略を持ってバス事業者に協議協力を要請、またしていくという姿勢が私は大事じゃないかと思うんです。そういう意思が私は全く感じられないんですね。その点についてどうでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 保利地域振興部長。          (地域振興部長 保利文台君登壇) ◎地域振興部長(保利文台君) ご答弁いたします。 確かに市の姿勢はということでございますけども、こういうことで交通網の整備の総合的な考え方といたしましてはですね、市といたしましては年間25万人の利用客があり、壱岐フェリーの唐津周航が唐津経済の浮揚につながると、ましてや地域住民の観光客の利便性を考えますと、今後高速バスの乗り入れとか、JRとの提携によりまして、バス会社等へ積極的に働きをかけていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 青木茂議員。 ◆12番(青木茂君) ぜひ市の意思を持って、バス事業者の方に本当お願いに行かにゃいかんと思うんですよ。それが、要するに全体の本当に市が掲げるあの位置づけに合致してくると思うんですね。だから、そこら辺の連携をうまくとってくれということを私は再々一般質問で言っているわけです。よろしくお願いいたします。 私が考えるだけでもですね、例えば長崎県民の足の確保ということから考えれば、壱岐の方々が長崎市内に行く路線が一つやっぱり必要だと思います。それと、観光戦略でいくと、それだけターミナルを使われる方々が、唐津の観光も含めた弱点であります滞在時間をいかにふやすかという仕掛けで考えるならば、ターミナルから市内への誘導というのが絶対考えなきゃいけない。もう一つは、同じ壱岐に周航しております福岡、壱岐、唐津という三角トライアングルが考えられます。それから、ターミナルに上がって、従来やっぱり呼子のイカを食べたいとおっしゃる、例えば壱岐の方々もいらっしゃるかもしれない。福岡の方々もいらっしゃるかもしれない。だから、ターミナルから呼子、またターミナルから福岡、このような高速バスなんかの運行も当然考えていっておかないかんわけです。4月に周航するわけですから、4月超になるかどうかはわかりませんけども、国土交通省に対する申請等も発生するのかもしれない。そのようなことを考えると、すぐ手を打っていただきまして、戦略を考えていただかなきゃいかんというふうに問題提起をいたしておきます。 それと、最後の質問になります。唐津港に対する、私は誘導看板ですね、唐津港という看板が、市内私は1カ所だけしか知らないんですね。西唐津にあります大島通りの信号のところに、唐津港という看板が1個だけあります。ほかはですね、唐津港に対する唐津港への誘導看板というのが見られません。ぜひこの誘導看板、それも雰囲気のあるですね、誘導看板の設置を早く協議しておかなきゃいかんのじゃないかと思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 進藤建設部長。          (建設部長 進藤 仁君登壇) ◎建設部長(進藤仁君) お答えいたします。 誘導看板が現在のところ1カ所ぐらいしかないと、それでどのように考えているのかというご質問でございまして、県の方では現在今考えをしてあります。しゃれた誘導標識ということでですね、県におきましては専門者会議というのが今ございます。唐津の港町づくりデザイン専門家会議と、これは大学の先生たちがですね、それから民間のコンサルタントを経営された方が、海のまち唐津にふさわしいデザインにしていきたいということで県の県知事さんの方が委託をされまして、これをやっておられますけども、ここの場所でもしゃれた誘導案内標識を検討されるんじゃないかと、また私たちもそういうふうにしていただきたいと申し入れをしたいと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木茂議員。 ◆12番(青木茂君) どうもありがとうございます。 本当に新市のですね、基本理念であります響創のまちづくり、これの実現に向けて全力で執行部、また私ども議員の方も取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。きょうはありがとうございました。 ○議長(熊本大成君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 零時00分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(熊本大成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 午前中の青木茂議員の一般質問に対する答弁について、一部取り消したい旨申し出があっておりますので、これを許可します。 保利地域振興部長。          (地域振興部長 保利文台君登壇) ◎地域振興部長(保利文台君) 午前中、青木茂議員さんのご質問に対しまして不適切な答弁をいたしまして、陳謝申し上げますとともに、訂正をお願いしたいと思います。 文言といたしましては、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・という発言をしております。その部分を削除をお願いいたします。まことに申しわけございませんでした。 ○議長(熊本大成君) ただいまの申し出のとおり取り消しすることにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(熊本大成君) 異議なしと認めます。 よって、ただいまの申し出どおり取り消すことにいたします。 中村議員。          (46番 中村健一君登壇) ◆46番(中村健一君) 46番、中村健一です。通告により一般質問を行います。今回は、農業に関して2点だけ質問させていただきます。 まず、1点目は中山間地域等直接支払制度についてお尋ねいたします。中山間地域等とは、「山間地及びその周辺地域等の地理条件が悪く、農業生産条件が不利な地域等」と食料・農業・農村基本法に定義づけられております。唐津市の中でも、私が住んでいる七山を初め、厳木町や相知町などに山間地農業が多く見られ、また山間地に限らず上場地域などにおいても、生産条件の悪い中で農業が営まれてきたところであります。中山間農業の役割は、農業生産活動を行うだけでなく、水源の涵養を初め洪水の防止と土壌の寝食、崩壊防止、さらには国民の保養、休養などの多面的な機能を有しており、下流域の住民を含む多くの国民の生命、財産を守っていることはご周知のとおりです。中山間地の農業は、急傾斜地で圃場は狭く、機械化も進まず、収穫量が少ないという生産性の低い農業を余儀なくされております。こうした生産性が悪い条件の中で基盤整備に努め、ミカン、野菜、花など生産性の高い施設園芸へと移行しながら営農に頑張っておりますけども、価格の低迷と、特に近年の燃料の高騰は国民の生活に多大な影響を及ぼし、特に施設園芸農家にとっては死活問題であり、今後の農業のあり方さえ変えかねません。兼業農家への移行や離農が進行し、過疎化と同時に農地の荒廃化も進んでいるのが現状であります。加えて、農業従事者の高齢化と後継者不足は大きな問題となっております。このように、農家を取り巻く厳しい環境は生産活動だけでなく、集落の生活環境も変えています。かつての田舎特有の助け合いという相互扶助精神も希薄になり、地域コミュニティも崩れつつあると感じております。自分たちの地域は自分たちでつくり、守っていくという地域再建が必要だとも思っております。国においては、こうした中山間地域等の重要性と問題点が認識され、平成12年度より中山間地域等直接支払制度を設け、旧市町村のときからそれぞれの地域で積極的に取り組んでこられていると思っているところであります。 そこで、具体的にお尋ねしますが、平成17年度の実績を旧市町村ごとに、集落協定数、面積、交付金の支払い状況と、平成18年度の実施計画をお聞かせください。また、共同取り組み活動での優良事例等があればお答えください。 次に、2点目の質問でございますが、国が導入を計画している農地・水・環境保全対策向上についてであります。聞くところによりますと、国では平成19年度から農地、農業用水等の適切な保全管理が、高齢化や混住化等により困難になっていることや、ゆとりや安らぎといった国民の価値観の変化への対応が必要なこと、また我が国の農業生産全体のあり方、環境保全を重視したものへの転換が求められていることから、地域ぐるみでの効果の高い共同活動と、農業ぐるみでの先進的な営農活動を支援するために、農地・水・環境保全向上対策が制度化される旨の情報を得まして、まだ未知数の点も多々あるかと思いますが、この制度の概要と認定要件、算定基準、また交付金の使途についてお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。よろしくご答弁をお願いします。 ○議長(熊本大成君) 北島農林水産部長。          (農林水産部長 北島正信君登壇) ◎農林水産部長(北島正信君) 中村議員さんのご質問にお答えを申し上げます。 まずは、中山間地域等直接支払制度についてお答えを申し上げます。新対策、2期対策といたしまして、新たな制度のもとに平成17年度から平成21年度までの事業継続が決定されておりまして、各集落においては農業生産維持活動による農用地の維持や、地域の活性化を図るさまざまな共同の取り組みがなされているところでございます。平成17年度におきます本市の実施状況を申しますと、交付金が2億9,500万、実施面積が1,764ヘクタール、これは市の耕地面積の約24%、水田面積の35%、畑面積の9%となりますし、また中山間の対象面積の52%、田でいいますと82%、畑で18%の取り組みがなされておりまして、協定数が97集落、参加者が3,094人となっております。 次に、18年度の実施見込みでございますけども、協定数で1集落増加で98協定、また交付金で564万2,000円の増加で3億81万3,000円を見込んでいるところでございます。協定数の増加要因といたしましては、肥前地区での新規協定、それから交付金額の増加要因としましては、前期対策時に8割単価を採用している集落がですね、10割単価への誘導でもって増加をしているということでございます。 地域別の実績はということでございます。17年度の実績でございます。唐津地区が19協定で面積が295ヘクタール、交付金額が5,300万、厳木地区が10協定で219ヘクタール、3,650万、相知地区が8協定の115ヘクタールで1,840万、北波多地区が7協定で88ヘクタール、1,240万、肥前地区が20協定で380ヘクタールの7,580万、鎮西が18協定の256ヘクタールの3,630万、呼子が1地区で14ヘクタール、97万、七山地区が14協定の402ヘクタール、6,170万でございます。 18年度の実施見込みでございますが、唐津地区が19協定、290ヘクタール、5,315万8,000円、厳木地区が10協定、面積が219ヘクタールで3,647万2,000円、相知地区が8協定、面積が115ヘクタール、1,840万5,000円、北波多地区が7協定の88ヘクタール、1,239万4,000円、肥前地区が21協定、400ヘクタール、8,109万8,000円、鎮西地区が18協定、256ヘクタール、3,630万1,000円、呼子地区が1協定、14ヘクタール、122万円、七山地区が14協定、402ヘクタール、6,176万5,000円となっております。 この制度の優良な内容についてということでございますけども、さまざまな取り組みがなされております。基本的にはですね、耕作放棄地の発生防止、それに水路、農道等の共同維持管理といったことが挙げられますけども、ほかにも多面的な機能を増進させる活動とか、景観作物の作付とか、蛍のすむ川づくりなど自然生態系の保全に対する取り組み等々が行われております。また、機械の共同購入とか積み立てといったさまざまな活動もなされております。特に最近イノシシ等の被害がふえていることもございまして、電気牧柵や箱穴の設置等の事業、それから先ほど申しました農業施設の共同管理も取り組まれております。特に七山の大白木集落におきましては、大白木活力ある村づくり推進委員会が中心となって、子供からお年寄りまで集落住民総参加による景観作物の管理、これはヒガンバナとかスイセンのようでございます。昆虫の保護を目的としたミヤマクワガタの森の管理など、自然生態系の保全に資する取り組みがなされております。さらに、農業のすばらしさを広く知ってもらおうと、福岡市民等から成りますトンボ山ファンクラブを結成、月に1回程度農業体験を行ってもらい、都市間交流に取り組んでいらっしゃるという報告も受けております。また、厳木の広瀬集落におきましては機械利用組合を設立、機械の共同所有、オペレーターによる共同作業を行うことなどで、低コスト農業を目指されているということが優良事例でございます。 次に、農地・水・環境保全向上対策についてご説明を申し上げます。国は、昨年10月に決定をいたしました経営所得安定対策等大綱の中に、農地・水・環境保全向上対策が重要な取り組みということで、地域ぐるみで農地や水を守るために農地、水路、ため池等の維持管理、農道の維持補修など効率の高い共同活動、それから環境保全に向けた営農活動などを支援する制度を創設をしたものでございまして、国の農業施設の整備管理の方針、考え方はコスト縮減の具体的な取り組みと、今までつくられてきた水利ストックといいますか、いろんな施設のですね、有効活用でございまして、住民参加による地域の活性化や農家負担の縮減がねらいとも言えるものでございます。認定要件とか算定の基準、交付金の使途ということでございますけども、平成19年度より始まる新規事業でございますので、今のところ非常に流動的な面が強うございますけども、認定要件としましては、地域での集落協定を結ぶこと。その構成員は農業者以外、例えば赤土等が流れ込んでですね、非常に漁業者が迷惑をしているといったこともございますので、そういった漁業者の方、それから地域住民、自治会、PTA、さまざまな方をですね、この協定の中に取り込んで、一体となってですね、やっていくといったことでございまして、最低面積は20ヘクタールといったものが下限といったふうになっております。 算定基準でございますけども、10アール当たり水田が4,400円、畑が2,800円の交付単価が予定をされております。これに伴う財源といったことになりますけども、国が2分の1、県と市は4分の1ずつと負担になります。交付金の使途と申しましては、地域住民による農地、水路、道路の資源や農村の環境を保全する活動の中で、これまで地域住民による活動内容から、さらに質的な向上が図られる活動に限定をされております。活動の主な内容といたしましては、道路、水路の草刈り、ごみ拾い、路面の補修、のり面の補修、クリーク、ため池の泥上げ、景観作物の植栽管理、水質調査などがございます。これらに充てる経費となると思います。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(熊本大成君) 中村議員。 ◆46番(中村健一君) 再質問を行います。 中山間制度の交付金の配付方法ですけども、共同取り組み活動と個人交付の割合が5割5割とか、3割7割とか、集落によってまちまちでありますけども、その理由と、個人交付の率が高くなるとですね、共同取り組み活動がしにくくなるんじゃないかと思うんですけども、その辺をお答えできましたらお願いします。
    ○議長(熊本大成君) 北島農林水産部長。          (農林水産部長 北島正信君登壇) ◎農林水産部長(北島正信君) 交付金の配分方法でございます。本事業の交付金の配分方法は、制度上は集落の実情に即して集落で決めてよいとなっておりますけども、国の基本的な方針は、共同活動費に50%を充てなさいと、それが望ましいということになっております。平成17年度におきます唐津市の共同活動への配分割合は、平均49%となっておりましてですね、国の方針である50%にほぼ近いものというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 中村議員。 ◆46番(中村健一君) さきの共同取り組みの優良事例の中で、七山の白木、集落の事例を挙げてありましたけども、ここは私も住む40戸ほどの集落でありまして、この制度導入の当初から、集落協定に参加していない人も一緒になってですね、この中山間制度の共同活動費というものを有効活用しながら、農道や水路の維持管理はもとより、自然生態系の保全に住民総参加で取り組んできております。まだ初期の目的には達しておりませんけども、徐々に成果が上がっていると感じております。 ここにですね、農水省農村振興局地域振興課より出ております平成17年度から21年度までの中山間直接支払制度のあらましという中で、これまでの成果といたしまして、耕作放棄地の発生防止や多面的機能の維持増進、また将来に向けた農業生産活動の継続的実施、あるいは集落機能の活性化で、自分たちの集落は自分たちで守ろうというような意識が高まったとの報告がなされております。本事業は、中山間地域において農業生産の維持や、特に地域づくりに適した事業であり、今後も本事業を生かすべきであり、事業の継続はもちろんですけども、交付金の引き上げなど拡充できないものかご答弁いただければ幸いに思います。 ○議長(熊本大成君) 北島農林水産部長。          (農林水産部長 北島正信君登壇) ◎農林水産部長(北島正信君) 交付単価の増額の件でございます。交付単価の増額につきましては、市といたしましても単価の増額について、特に畑の単価アップについて国、県へ要望してきた経過がございます。現在は、交付単価が10アール当たり、水田で急傾斜が2万1,000円、緩傾斜が8,000円、それから畑が急傾斜が1万1,500円、緩傾斜地が3,500円というふうになっております。この増額についての国、県の回答、要望に対する回答といったものはですね、交付単価の増額に見合う中山間地と平坦地の生産条件の不利性から来る、生ずる所得格差を立証することが必要だと。そうでないと、その格差を埋めることは不可能であるというようなご答弁のようでございまして、国、県への要望につきましてはですね、同じ中山間地域でもですね、例えば唐津地区と七山地区については非常にですね、条件的に差があるといったこともございますし、いろんな意味でですね、要望を継続していこうと思っていますし、現在はなかなか格差を埋めることが可能とはなっていないのが実情でございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 中村議員。 ◆46番(中村健一君) 交付金単価の引き上げは不可能だというようなご答弁でしたけども、昨年まではですね、団地要件で旧市町村にまたがった農地が該当しなかった例が七山あたりでもあるんですけども、今回それが合併をいたしまして、そのような地域の取り扱いはどのようになるのかお答えください。 ○議長(熊本大成君) 北島農林水産部長。          (農林水産部長 北島正信君登壇) ◎農林水産部長(北島正信君) 地域間にまたがった件でございます。この件につきましてはですね、実は北波多においてもですね、同じような事例がございましたけども、北波多と石志のあいなかにですね、茶園がございますけども、その茶園のですね、取り込みが可能となったこともございます。いずれにしましても、異なった地域にまたがって存在する集落協定の方法でございますけども、1団の農用地が異なった地域、すなわち旧町村にまたがっていてもですね、1団地として集落協定はできるというふうになっております。ただし、その際はですね、既存の集落協定へのですね、対象農地を追加することになりますので、協定書の変更が必要というふうになります。市といたしましても、今後は各集落に対し、共同取り組み活動の充実など積極的に説明推進を行い、農業生産条件の不利な中山間地域の活性化の支援に努めてまいりたいと思いますので、本事業の趣旨をご理解いただきますように、よろしくご指導を賜りますようにお願い申し上げます。 ○議長(熊本大成君) 中村議員。 ◆46番(中村健一君) できるということですので、わかりました。この制度はですね、下流域の住民の方が中山間地を支えていく事業と位置づけ、さらなる支援を願いまして、次の質問に移ります。 農地・水・環境保全向上対策の要件として、農業者以外に地域住民、自治会、PTA、企業等を取り込むことが条件との説明でしたけども、平成18年度にモデル地区の活動支援事業があっておるそうですけども、唐津市の対応はどのようになっておるかお答えください。 ○議長(熊本大成君) 北島農林水産部長。          (農林水産部長 北島正信君登壇) ◎農林水産部長(北島正信君) モデル地区のことでございます。残念なことと申したらいかんのですけども、今年度はですね、全国農林事務所単位でのですね、これ600カ所あるそうでございますけども、実験的モデル地区として選定されておりましてですね、県内では6地区が実施をされております。唐津農林事務所管内ではですね、1地区、玄海町の1集落が対象となっているとのことでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 中村議員。 ◆46番(中村健一君) それでは、最後に市長にお答えいただきます。 6月11日のですね、佐賀新聞、「新聞&ネットでアンケート」という記事の中に、「助け合い今も残っている?」という小見出しで、クエスチョンが、「かつて地域社会には、農作業を手伝うなど、結と呼ばれる助け合いがありました。あなたの身の回りに、そんな助け合いは残っていますか」という問いに対しまして、これは答えた方がどういう、ネットですから、パソコンでのことだと思います。「残っている」と答えた方が6%、「残っていない」が94%という結果が出ておりました。残っていないという主な理由に、「人情が希薄になり、共同で何か行うということがなくなった」、また、「みんな自分の生活に追われて大変だから」とか、「個人の生活に干渉したり、されたくない」、「夫婦共働きなどで多忙になり、隣人とのつき合いがなくなり、顔を合わせることも少ない」など、個人レベルの生活で満足している傾向があり、助け合いが残っていると感じる人はほとんどおらず、多忙さの陰で地域社会での助け合いはおろか、あいさつなどの交流さえも減りつつあるようですというような記事です。やはり人間関係が希薄になっている現代において、環境保全などを農業者に限らず地域ぐるみで行うこの制度は、まさに現代にマッチした事業だと考えますが、この制度に対して唐津市として、市長としてどのように取り組まれるかお答え願います。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 中村議員さんのご質問にお答えを申し上げます。 まさに地域ぐるみで農地や水を守るために、農地、水路、ため池等の維持管理、道路の維持補修など効果の高い共同活動、そしてまた環境保全に向けた営農活動を支援するこの制度でございます。この制度、農家だけではなくて、地域住民の皆様方など多様な主体が参画する農地・水・環境保全向上、あるいは農地の持つ自然環境機能の維持増進に対する活動を支援することとなっておりまして、農業構造の確立及び効果的な農業生産を目指す経営安定策とあわせて、まさに地域の振興策として位置づけられるものでございます。市といたしましても、厳しい財政状況等ございますが、今後農村地域のよりよい活性化を図るために、この制度を積極的に活用して、唐津市の農業及び農村環境の保全環境に努力してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 中村議員。 ◆46番(中村健一君) ありがとうございました。 これで私の一般質問を終わります。 ○議長(熊本大成君) 三浦正之議員。          (7番 三浦正之君登壇) ◆7番(三浦正之君) 7番、三浦正之です。通告に従いまして一般質問を行います。 本日の通告、5点ほど挙げております。まず、地震に弱い玄海原発ということで質問をしたいと思っております。2004年の4月、5月と九州電力による正式なプルサーマル計画の玄海原発での実施申請が出され、ことしの春、3月の26日でしたか、県知事による事前了解、玄海町長による事前了解がなされ、プルサーマル計画の実施に向けて九州電力が進み始めたということになっております。原子力というものを見ますときに、このプルサーマル計画があるにしてもないにしても、たくさんの課題がいまだ残っています。商業理論だけでは成り立たない、固定財源、特定財源を年間数千億円ということでつぎ込まなければならないコストの問題、埋めるしかないけども、埋める場所もないごみの問題、そして運転をしているということによる、原発があるというだけで、そこにある社会的なリスクの問題があります。プルサーマル計画を実施することによって、私はこれらの問題が先送りされ、さらに悪化するということで訴えてまいりましたが、きょうはこのリスクというところに焦点を当てて話をしたいと思っています。 現在国においては、原発の耐震性について、耐震指針の見直しを進めているという状況です。金沢地裁が判決を出しました志賀原発での地震による社会的な危険性、運転をとめなくてはならないのではないかという議論すら出されておりました。全国活断層がなくても、マグニチュード7級以下の直下型地震が起こり得るという、地震学者の間では常識として語られているようなものが、これまでの耐震基準では、しかも30年近く前につくられた耐震基準では、マグニチュード6.5までしか考慮されていないということでした。今回指針の見直しによって、6.8から6.9ということに拡大をされますが、阪神・淡路大震災、それから鳥取沖の西部地震については7.2から7.3ということで、大変大きな地震があっています。また、玄海原発においては、九州の北部地域は地震が少ないという地域でもありますので、全国的に見ても耐震設計は最低レベルという規定でありました。 そういった問題もですね、これまでの議論の中でやってきたんですが、今回国から出される耐震基準について、いろいろと読み込んでいくと、重要な観点が一つ抜けております。それは、稼働から30年を経た玄海原発における老朽化の問題です。原発の老朽化は、中性子の放射など、非常に高温だとか圧力による過酷な中での運転が続き、通常の道路やビルディングよりも、さらに老朽化の問題は厳しく検討しなければならないと思っています。耐震基準よりもゆとりを持ってつくられていたはずの、あの阪神の高速道路もばたばたと倒れ、耐震基準前につくられたビルは、特に多くあの震災で倒れたと言われていますが、私は今回の見直しの中で、夏には一般市民による意見募集に入るということでありますが、この唐津市からもですね、この老朽化については厳しく検討に入れるよう要求すべきであると考えていますが、まずこの点をお聞かせください。 原発について2点目です。唐津市の原子力行政についてということで、さきの議会までに県と市との確認書に基づいて、市でも専門性のある判断が求められるということで、職員配置について、防災課内にですね、専門職員を置きたいということで市長からの答弁をいただいておりますが、この現在の検討結果について、設置の見込み、時期、形態などについて、現在の検討の状況をお知らせください。 3点目です。パスポートの交付権限の移譲をということで質問をさせていただいております。パスポートの交付については、全国の都道府県で行われてきましたが、今回3月の20日に旅券法が改正され、市町村でも発給事務ができるようになりました。県下においては、この7月から伊万里市、鳥栖市がこの権限移譲を受けるということになっています。そして、これまで佐賀県内では県庁、それから鳥栖、唐津の総合庁舎においてですね、伊万里もでしたか、交付が行われてきましたが、これは週に1回という限定的な日数での実施でした。新聞記事によりますと、年間2万2,000件県内発給件数があり、鳥栖で2,000件、伊万里では1,200件、たしか唐津ではですね、3,000件ほどの交付があっているというふうに聞いておりますが、まずこのパスポートについてはですね、昨年行われた説明会、県の説明会ですね、どういった業務内容で移譲するということで、市町村向けに説明会があったようですが、これには唐津市が出席しておりません。その権限移譲を今回受けていない理由についてですね、まずはお聞きしたいと思います。 4点目、唐津バイパスの開通についてと。和多田佐志線については、一般質問の初日に進藤議員の方から神田地区の交差点信号機設置について、大変地域の実情を、要望をですね、反映した質問をしていただいたという状態ですが、バイパスが開通する佐志の方の交差点についての信号機、これは信号機の設置は決まっているんですが、バイパスの開通にですね、間に合わないのではないかという話があるようです。現在のこの信号機の設置について、どのようになっているのか、状況をお聞かせいただきたいと思います。 5点目、下水道計画についてです。先日の佐賀新聞の記事、記事というか一般読者からの投稿で、旧呼子町で活動されていました元町議の方からの投稿があっております。都市下水道の説明会が地元であったと、実施の時期が計画の変更により、5年ほど早く実現に近づいたと。この呼子地区の下水道処理場については、呼子湾の浄化、それから地域の切実な願いのもとに長いことですね、要望され、そして今回合併によって集末処理場の、呼子、鎮西地区との合併等ありまして、早く実現に近づく計画を立てることができたというふうに聞いておりますが、中を見てみますと、市の説明に対する対案、それによって50億円のコストが取り返しがつかないことになるというようなことも書いてありました。なかなか具体的な内容になっていて、こういった意見がですね、市民の方から行政に出され、そしてそれを行政としてですね、議論していくということで、こういう意見が出されるということは大変ありがたいのかなと、市としてはありがたいのではないかと思っていますが、新聞紙上でこういった形で出された後にですね、市としてもきちんと地元、もしくはこれを読んだ方に対して、市としての意見ないし計画をきちんと明らかにすべきであろうということで今回質問をさせていただいております。この地元説明会について、これまでどのような経過で行われてきたのかについて、まずはお聞きしたいと思います。 1回目の質問を終わります。 ○議長(熊本大成君) 根岸総務部長。          (総務部長 根岸 保君登壇) ◎総務部長(根岸保君) 三浦正之議員さんのご質問にお答えをいたします。 議員が申されますように、現在国におきましては耐震設計審査指針(案)というものを、現在パブリックコメントが行われているところでございます。議員も申されました、この指針の改定につきましては、地震想定外、想定内の地震、あらゆる面をして基準を厳しくしようということの改定でございますので、そのことについてはただいま議員が申し上げられたところでございます。 そこで問題になるのが、この昭和53年9月のですね、指針の以前に設置をされている、いわゆる玄海原発で言えば1号機と2号機のことでございます。これらにつきましても、阪神大震災以降にですね、再点検をされておりまして、現行指針の安全レベルを満たすということが確認をされております。しかし、新しい今度は指針をですね、それと比較をいたしますと、安全のゆとりというのが、余裕度が低くなるということは当然考えられると思います。 そこで、その指針のところに老朽化とおっしゃいましたが、既存の原子力発電所の再評価ということがはっきり明文化されていないというご指摘でございます。そのとおりでございまして、原則今後建設される原子力発電施設に適用するために、今回策定をされているものでございます。しかしながら、新聞報道をよく読んでみますと、この方針が正式に決定をされますと、国の方針といたしましては、現在運転中の55基の国内の原子力発電所についても新指針を適用して、耐震性を再評価する方針のようでございますので、玄海原子力発電所におきましても、先ほど1号機、2号機のことを申し上げましたが、耐震安全性の再点検が行われるものと考えております。 次に、2点目の原子力専門職員の配置についての現況のことでございます。4月に開催をされました、5回目のプルサーマルに係る特別委員会におきまして、専門職員を配置をしたい旨、市長が回答申し上げたところでございます。現在のところでは、内部で検討を行っている状況でございまして、まだ具体的に特定の人物に打診等は行ってはおりません。したがって、ご質問の具体的にいつから配置をするかにつきましても、決定をいたしておりません。なるべく早く人選を行いまして、配置を行いたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 世戸市民環境部長。          (市民環境部長 世戸政明君登壇) ◎市民環境部長世戸政明君) 三浦正之議員さんのパスポート交付の権限移譲についてお答えを申し上げます。 今回鳥栖、伊万里が7月から、これは全国では初めてという取り組みだそうでございまして、権限移譲を受けて窓口を開くということに対して、唐津市の方は受けなかった理由と、こういうことでございます。このパスポートの権限移譲につきましては、昨年の8月ですか、県の方から幾つかの権限移譲事務の中の一つとして照会がございまして、希望するならということで、説明会が希望した団体にあったというのが経緯でございます。当然こちらの方、担当といたしましては、いずれの日か市民課窓口での取り扱いになるのではなかろうかというようなことで検討はいたしておったところでございます。そのときの判断といたしましては、この権限移譲の内容が、申請書の受理及び交付の一部の事務の移譲ということでございまして、最終審査並びに旅券の作成等は県の旅券センターで行うということでございます。市役所の事務としましては、パスポートの申請を市役所の窓口で1次審査をしまして県庁に送る。最初の話では届けろと、毎日届ければ1週間ということでしたけれども、郵送でも可能だということで、1日か2日はおくれると、こういうようなことでございました。そこで、県庁の方ではその書類に不備がないかという審査が当然行われまして、仮に不備が明らかになりますと、また差し戻しというようなことも当然起こるわけでございます。これはもう当然1次審査の段階で厳しくチェックが必要と、これはもうなるわけでございます。 今回見送った理由としましては、ご承知のように現在は近くの総合庁舎の毎週水曜日ですかね、3人の係官が、専門係官が参りまして受け付けられておりまして、特に多いとき、団体申し込みの6名以上というときには予約をとってというような状態でやられておるようでございます。3,000件というような、お説にございましたけども、一番多いときで、14年度の数字でその数字だったかと思いまして、17年度が2,200件と、大体3分の2程度に、新聞にもありましたように、近年は減少しつつあるというような状況のようでございます。まず、その近くにあるということと、海外旅行といいますのは以前に比べますと日常的になってきたという面もございますけども、やはり非日常的であり、1週間単位の計画的にですね、行われるものではなかろうかということで、週1度の手続で、今の唐津にとっては十分ではなかろうかというような判断をいたしたところでございます。それが、まず見送った理由でございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 進藤建設部長。          (建設部長 進藤 仁君登壇) ◎建設部長(進藤仁君) 三浦議員さんのご質問にお答えいたします。 ことしの夏ごろ、神田内田地区の住民の皆様の信号設置の問題でご理解が得られればですね、供用開始となりますけども、ご質問の佐志バイパスと中山峠をおりたカーブ、ファミリーマート佐志店との交差点のところでございますけれども、交通安全対策についてでございますが、道路管理者であります佐賀県唐津土木事務所に問い合わせをいたしましたところ、地元の強い要望がございまして、信号機を設置する予定があるとの回答を得ました。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 青木水道部副部長。          (水道部副部長 青木一清君登壇) ◎水道部副部長(青木一清君) 三浦正之議員さんのご質問にお答えいたします。 呼子処理区公共下水道整備計画にかかわる地元説明会に関するご質問でございます。この呼子処理区公共下水道整備計画にかかわる地元協議につきましては、説明会の前に地域関係者の皆様方と協議を行い、この中で大方のご理解を得ることができましたことから、さきの5月30日に第1回目の地元説明会を呼子社会体育館において開催したところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 三浦正之議員。 ◆7番(三浦正之君) 2回目の質問に入っていきますが、パスポートの方の再質問から入りたいと思います。 交付が3,000件から2,000件に減ってきて、現在非日常的なことで十分ではないかというご答弁でありましたが、パスポートの交付についてですね、やはり日曜日に県庁をあけてくださっているということで、県庁に平日行けない方は日曜日に県庁に行くということで、行ってあるのではないかと。この2,200件のうち、半分か3分の2ぐらいがたしか県庁での申請ということでですね、往復2時間以上かけてパスポートをですね、申し込みに行って、さらに受け取りにまた本人が行かなければならないという敷居があるわけです。修学旅行、留学、ホームステイ、それから唐津地域では各旧町村単位でも国際交流が頻繁に活発に行われてきたということも、この地域の特性ではないかと思いますが、パスポートをですね、この地域で、地域の窓口で取りに行けるというふうにですね、私は市民サービスという観点からなるべきだというふうに考えていますが、それは必ずしも唐津市の窓口でなくても、現在の総合庁舎という県の窓口があるということで、ここでもですね、いいのではないかという見方もできるのかなと思います。 九州管内のパスポートの交付状況を少し見てみましたが、熊本県では11カ所で平日毎日受け付け、交付業務を行っている。大分県でも11カ所、鹿児島県でも13カ所、これも毎日です。福岡や宮崎、沖縄では3カ所ないし4カ所、5カ所程度ですが、ここも毎日受け付けをしています。佐賀県知事が総務部長をされておりました長崎県でも、10カ所毎日受け付けをされているということでですね、なぜ佐賀だけが県内の限定された場所で、しかも1日だけしかこの業務ができないのかということについてはですね、権限移譲を受けるというよりも、総合庁舎の窓口を毎日受け付けをしてほしいというですね、審査をするのは県で、実際に権限移譲を受けた鳥栖市や伊万里市でもですね、写真の撮影の難しさであるとか、さまざま審査についてはですね、今実務に向けて、職員を挙げて勉強会が開かれているということであります。私は、どちらの方法をとるにしても、このパスポートの交付、受け付け業務については、毎日唐津市でできるようにしてほしいということを要望したいと思いますが、これについてご答弁をお願いします。 ○議長(熊本大成君) 世戸市民環境部長。          (市民環境部長 世戸政明君登壇) ◎市民環境部長世戸政明君) 三浦正之議員さんのご質問にお答えをいたします。 いずれの方法であれ、唐津市で毎日そういった手続ができるようにというご意見と、ご質問だと思います。県庁にまず問い合わせましたところ、総合庁舎の窓口をですね、毎日、なかなか今これで十分だと、減りつつあるというお答えしか返ってきません。どうせ1日なら日曜日の方がということになるわけでしょうけれども、それも答えていただけませんで、県庁の方も交付だけが日曜日ということでございます。そして、もし唐津市がそういった窓口を開きますと、もう総合庁舎は閉めますと、唐津市のは受け付けませんというような話でございまして、なかなか権限移譲と申しましても、一部の事務移譲ということから、法律本来は全く変わっておりませんということで、もうご承知のとおり都道府県に出頭の上というような文言は変わっておりません。外務大臣に、県知事を経由してというような手続は変わらない。そして、この委託事務の方だけがですね、手続ができるとなりますと、権限移譲、中身ご存じだと思いますけれども、なかなか十分なそういった手数料と申しますか、そういった権限と財源が一致しないというのが常でございまして、そういった内容も一つの悩みでございまして、そういったことから、まずは県の事務として総合庁舎で十分な対応ができるようにお願いしたいという気持ちでございます。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 三浦正之議員。 ◆7番(三浦正之君) パスポートについてはですね、再質問しませんが、3月の20日からですね、ICチップの旅券に変わるということで、紛失した場合は抹消届を出して、また新規で再発行手続をとらなければならないというふうに変わったそうです。パスポートをとりに行くのは、5年とか10年に1回とかいうことになると思いますが、大体旅行計画もですね、ばたばたっと休みを予約とれたということで旅券をとったりということになると思いますので、市民の利便性という点で、他県の事例をきちんと県に認識をしていただいた上で、市民の利便性を図っていただきたいと強く要望して、パスポートの件については終わります。 唐津バイパスの件について、ちょっと答弁がずれておりました。信号機の設置がおくれるかどうかということについての質問でしたが、わからないであればわからないでも構いませんので、答弁をもう一回お願いします。 ○議長(熊本大成君) 進藤建設部長。          (建設部長 進藤 仁君登壇) ◎建設部長(進藤仁君) お答えいたします。 9月末までに設置すると、予定であるということを回答を得ております。開通してから9月末までの間に、何カ月か出てくると思いますけども、その間につきましては交通安全の確保のため、一時停止の措置を講じるとともに、そういった手段をとるということでございました。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 三浦正之議員。 ◆7番(三浦正之君) 恐らく夏休み期間ごろに開通をして、信号機がないままあそこが開通するということになるかと思います。現在でもあの通りはですね、かなり車のスピードが出ていてですね、さらに中山峠側からは下り坂で、カーブを曲がっておりてくるという道になりますので、一時停止をするにしてもですね、私はこの周知期間であるとか、一時停止のアピールの仕方というかですね、については非常に慎重にやるべきではないかと思っています。一番いいのは信号機が間に合うことだと思います。信号機は、なかなか地元の要望のとおりつかない、予算もつかないと。聞けば手続が間に合わないとかですね、そういうことでですね、おくれているということについてはですね、手続よりも、私は命の方が大事ではないかというふうに考えますが、間に合わないにしても、県がするのか市ができるのかということは検討していただきたいと思いますが、一時停止になります、開通しますという案内については、開通前から周知期間をとるということと、それから一時停止であるということについては小さな標識だけではなくですね、あの突き当たりに大きな看板なり注意喚起を促すものをですね、しっかりと表示をするように県に要望していただきたいと思います。 バイパスについては、以上で終わります。 原発について、再質問をしていきたいと思います。原発の耐震基準についてですね、再評価されると。老朽化についても、今後されていくだろうということであります。先日ですね、原子力委員会の職員の方と話す機会がありまして、いろいろとこの老朽化について審議をするべきではないかということで議論をしていましたが、老朽化については私どもは関知しないと、それは保安員がすることだということでありました。老朽化についてはですね、全国の原発が該当し、しかも慎重に議論すべき、耐震性とあわせてですね、この時期に議論すべきではないかということで考えております。ぜひ強い要望をお願いしたいと思います。 その原発の耐震性ということ、基準そのものがですね、実はもう一点ですね、問題じゃないかというふうに思っています。実は、この見直しの基準については各電力会社が地域の実情調査に基づいて、マグニチュード、先ほどの6.8から9という基準をもとにですね、活断層の存在であるとか、立地、岩盤の上にあるのか、軟弱な地盤の上にあるのか等々を検討してですね、独自に調査をし、工事必要であれば対策をとるということになっておりますが、このもとになる耐震、地震、そういったデータがですね、私はこの九州では非常に調査が不足していると考えています。つい先日、6月の11日でしたか、鳥取のですね、原発で、それまで原発設置後に8キロぐらいの長さの活断層が原発の近くに見つかっていたんですが、地元の大学の調査によって、これがまだまだ長い、18キロぐらいあるんじゃないかと、かなり大きな地震を起こし得る活断層ではないかということが論議され始めました。また、浜岡原発が独自に100億円をかけてですね、1,000ガルという、日本の原発の平均すれば2倍以上の、これまでの耐震基準の2倍以上の基準でですね、独自に耐震工事に入るということもいろいろとニュースになっています。しかし、この九州管内見てみるとですね、なかなかこういった地盤の調査、地質の調査が行われていない。何年の記事でしたか、名護屋に二つの長さ2キロ程度の断層が、1号機、2号機の設置後に見つかっていますが、それから佐賀県内にも佐賀平野、鹿島や佐賀市の方に、少しそれよりも大きな活断層があると。また、その志賀の原発の判決ではですね、被告、北陸電力の緻密な調査で活断層が見つからなかったからといって、本体原子炉、志賀原発2号機ですね、の直下にマグニチュード6.5を超える地震の震源断層が存在しないと断ずる合理的な根拠があるとは認めがたいという判決が出されております。つまり、データがないから活断層がないという今の耐震基準のつくり方そのものをですね、断罪しているというふうに考えています。 私は、耐震基準を今議論しているからこそ、この唐津市、地元からですね、この活断層であるとか地盤調査、地質調査は、しっかりと今厳密な調査を国や電力事業者において行うべきだということを要求するべきではないかと考えています。これについてですね、市の見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 根岸総務部長。          (総務部長 根岸 保君登壇) ◎総務部長(根岸保君) 三浦正之議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。 記憶に新しい福岡西方沖地震の警固断層を初めとする活断層の問題でございます。原子力発電所の立地上大きな要因を占めているものでございまして、今まで私どもが九州電力、電気事業者から説明を受けておりますには、活断層の上には原子力発電所は設置はしていないと、そういうことですが、その付近にあればどうするかということでございます。ただいま議員が申されましたように、名護屋断層というものが原発の近くにあるということでございます。さらに、近々で言えば竹木場断層とかですね、いろいろ断層があります。これが活断層なのか、ただの断層なのかというのが議論のところで、それによって耐震上ですね、大きく数値が分かれるということになります。 ただいま議員さんが申されましたように、じゃ電気事業者はいつごろその調査をしたのかということでございます。九州電力に確認をいたしましたところ、昭和53年度から昭和58年度にかけて、玄海原子力3号機、4号機の増設のときに地質の調査や音波探査等で調査をしたということでございます。それ以降はされていないようでございます。ただいまのもう一回調査をして、詳細な情報を収集すべきだということについて、電気事業者にもう一回そのような要求をいたしたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 三浦正之議員。 ◆7番(三浦正之君) 日本列島、そして太平洋からインド洋にかけての地球のプレートそのものが、地震の活動期に入っているというふうに言われております。たくさんの地震がニュースで出てくるようになりました。今後のですね、唐津市の健全な運営、将来の地域のあり方も含めて、非常に大きな問題だと思います。ご答弁をいただきましたとおり、ぜひ強い事業者への、この耐震基準についてはですね、要望していただきたいと思います。よろしくお願いします。 原子力行政について、市のですね、内部検討がまだ人選中だということでしたので、私はですね、その原発そのものの問題がこういった経年劣化、それから地質、量子力学的なものから、さまざまな専門性を持った議論が必要な分野ではないかと。さらに、その地域、行政というものを考えたときには、その専門職というだけではですね、なかなか対応しづらいのではないかということでですね、この原子力行政唐津市においてはですね、その事務的な職員、担当の職員さんとは別に、専門家によるチームをですね、置くなりですね、意見を聞く専門家というものをですね、ある程度持っておくべきではないかと考えていますが、この点いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 根岸総務部長。          (総務部長 根岸 保君登壇) ◎総務部長(根岸保君) お答えを申し上げます。 専門家の集まりの検討会が今後必要になるのではないかというご質問だったと思います。そういった点から、本年の4月1日から、もう防災課を置きまして、そのような全体的なですね、原子力防災を含めた防災に対応できるようにしたものでございますが、ご質問の原子力にかかわる部分につきましては、今後一層ですね、原子力発電に関する唐津市としての関与がますます深まるのではないかと、これよりも深まるというふうに存じております。そのようなことから、今後につきましては議員が申されますとおり、唐津市としての原子力発電所への関与が深まれば深まるほど、そのような専門家による検討会も今後必要になるのではないかというふうに考えております。今後も研究いたしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 三浦正之議員。 ◆7番(三浦正之君) その専門家、それからですね、生活者によるいろんな議論をですね、ぜひ唐津市の中で取り入れていただきたいと思います。 原子力については、あと2点ほどお聞きしたいことがあります。原子力行政についてですね、この県と玄海町の事前了解に際してですね、県と唐津市との2者協定というものが全国でも独自な形で結ばれました。そして、これについてはですね、この議会でもありましたように、まずは一歩原子力にかかわるという地元のですね、立場を一歩進んだというふうに感じておりますが、ただ原子力にかかわる形が、私はこの主体的ではなく、県に従属した形で九州電力と国と向き合うという形になっているというふうに考えています。今後についてはですね、私はこの安全協定については、県、九州電力、国、その中に唐津市が入るということもさらに視野に入れて研究していくべきだと考えますが、その考えについてはどのように今検討されていますでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 根岸総務部長。          (総務部長 根岸 保君登壇) ◎総務部長(根岸保君) ご答弁を申し上げます。 プルサーマルにかかわる特別委員会でも、数多くの議員さんからそのような意見がございます。そのような意見もっともだと、私どもは感じております。しかしながら、先ほども申されましたように、この確認書を結んだということは一歩前進だということも申されました。当面は、この確認書を運用していくことを一生懸命いたしまして、その運用していくことのプロセスの中で、さらにそのようなことも研究をしていかなければならないというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 三浦正之議員。 ◆7番(三浦正之君) 原子力についてはですね、最後に頼りになるのは地域、自治体です。市民にとっては唐津市です。国民保護計画等いろいろ検討されていますが、原発万が一事故があれば、その600億円の保険というか、あるというふうに言われておりますが、この法律はですね、テロそれから大地震であるとかの天災については想定しない、これでは規定しないと、電力会社には責任は問わないというふうになっています。つまり、国だとかがそういった補償については当たるわけですが、新潟の大雪の対策で特別交付税が使われたという、あのたかだか雪でですね、全国の市町村に対する交付税が削減されるということで、原発の事故、万が一大きな事故があれば100兆円であるとか、もっと460兆円ではないかというような問題提起もされています。こういった問題についてはですね、こういった従属的な形ではなく、市民を守るという形からも主体的に、やはりかかわっていくべきであるというふうに考えています。そういう意味でも、今後の安全協定の議論については、まだ議会そして行政との、市民の皆さんとの研究を続けていただきたいと思います。 最後になりますが、プルサーマルについての、主体的にということを求める上での意思表示についてです。この議会、それから特別委員会の中でも坂井市長に対してですね、私がずっと県知事はプルサーマルの是非について事前了解、市長は納得をしていただいているというような話だとかをずっとしてきました。また、現在県のホームページ等を見てもですね、事前了解をするということもわかったというふうな返事をいただいているというふうなですね、それから唐津市長さんからは今回の県の事前了解するという判断について了解した旨の回答もいただいております。それから、この前の特別委員会だったでしょうか、そもそも唐津市はプルサーマルの是非について云々言う立場にないというふうな発言もあったかと思いますが、今の状態というのはですね、結局県の事前了解については、県は市の要望を、さまざまな市との検討について机に着いたということについて評価した上で、県の事前了解については認めると。しかし、唐津市がプルサーマルの是非はどうかということを問われたときには、まだこの事前了解について意思表示は、私はしていないのではないかというふうに思いますが、その見解について間違いであるのか、そのとおりなのか、ご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) 三浦正之議員さんのご質問にお答えをいたしたいと思います。 態度表明がなされていないのではないかということでございまして、3月の議会でも申し上げましたとおり、これまでの国、あるいは事業者であります九州電力、佐賀県、また市民の皆様方を含めまして、推進そしてまた慎重、それぞれの立場でさまざまな動きがなされて、さまざまなご意見をお伺いをいたしたところでございます。今議員さんからもご評価をいただいたとおり、この確認書というもの、これがまだすべてのベストの形ではないということは、私も認識をいたしておりまして、これをさらにもっと強力な形に、内容を積み重ねていかなければならない。これは確認書といえども、例の7項目の中の一つでございましてですね、このような確認書も内容をしっかり充実をしていかなければならない。されど、重い重い34年という大きな歴史の中で、その扉を少し開いたと、足を踏み出して扉を閉まらんようにしたと言った方がいいんでしょうかね、少し向こうの世界と話が、向こうの世界と言ったらおかしいですけど、お話ができるような形の第一歩をつくったということでございます。それはもう三浦正之議員からもご指摘、おっしゃっていただいたとおりでございまして、それぞれ事前了解につきましても、議員さんご承知のとおり国、県、それから地域であります、国と申しますか、県と九州電力、それからご当地玄海町と、3立場によります事前了解という中で、事前了解をきょうはさせていただきますということの連絡がありますれば、ああ、そうですかと言うしかないわけでありまして、それは3者の中には入っていないのでございます。その中でまた、これからのといったことを考えますときに、この確認書というものを交わさせていただいて、重い扉を開いたというところでございます。 また、私の意向というよりも、この市議会におかれましてもプルサーマルに係る特別委員会を設置されて、全会一致取りまとめられた内容を受けて、そして私も全く7項目同感でございます。この7項目と、そしてまた私の意向と唐津市の意向といったものを2月20日に申し入れを行ったところでございまして、申し入れにつきましては、市民を代表されます議会の皆様方のご意見を踏まえた唐津市の意向である旨をしっかり知事に申し上げてきているところでございます。その7項目の内容の充実、そしてまたその成立、事業化も含めてですけど、それ等につきましては知事も全力でやりますということでございますので、その旨の経緯を踏まえているというところをご理解願いたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 三浦正之議員。 ◆7番(三浦正之君) おっしゃることはごもっともなんですが、質問についてはですね、意思表示について、唐津市としての意思表示をですね、したのかしていないのか、また今後するのかしないのかと。私は、2010年までにはさまざま伝え方はあると思いますけども、はいかいいえという明確などちらかでですね、唐津市が発言するべきだというふうに考えております。この点、そのプルサーマルの是非について、今云々というよりは、この時期までにこういうことが必要ではないかということについてご答弁を、それについてのみご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) お答えを申し上げます。 イエス、ノーで形にはまらない意見もあるかというふうに思っております。つまり、プルサーマルに係る特別委員会を設置されて、全会一致でおまとめになられたわけでございまして、その部分を意見をもって、私は全く同感だということで議会でまとめられたご意見とともに、一緒にですね、唐津市の意向ということで申し入れを行っておりますので、これが市としての態度表明だと考えております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 三浦正之議員。 ◆7番(三浦正之君) 市としての態度表明であるということも、現在はそうだというふうにわかっております。そして、確認書を交わしてからも、今回のこれまでに、また新たな地域であるとか団体からの要望書が市に提出をされているということも聞いております。これからもさまざまな議論の中でですね、新しい問題であるとか、未解決の問題というものはどんどん出てくるかと思います。そういった中でですね、最終的には唐津市はプルサーマルについて、いや、ちょっと待てよと。2010年になったけども、こんな状況じゃやってもらったら困ると。もしくは、僕は認めるべきじゃないと思いますが、市長として受け入れざるを得ないという判断も、確認書を交わしている現在ですね、そういった判断ができる立場にあると感じておりますが、その点は見解が違いますでしょうか。もう一回ご答弁お願いします。 ○議長(熊本大成君) 坂井市長。          (市長 坂井俊之君登壇) ◎市長(坂井俊之君) お答えを申し上げたいと思います。 三浦正之議員さんもプルサーマルに係る特別委員会の中で真剣にご議論なされて、それで前回はさまざまなこの間の確認書を踏まえてのご質問をいただいたところでございまして、お考えの部分につきましては、係る特別委員会の中のさまざまな議論、そしてまたおまとめになられた7項目というものには、私はご同意なされているものだというふうに思っておりますし、そして私も議会の皆様方、市民を代表される議会の皆様方で構成される委員会の中でまとめられたもの、全く私も同感でございます。 ということで、唐津市の意向ということでお申し入れをしたわけでございまして、知事も記者会見の中では、この7項目、特に難しいというところはないと。一つ一つその事業は確立していきますよということを明言されているわけであります。そしてまた、先般の議会でもご質問ありました。私ども庁内におきましても、この何が一つの7項目の解決の市の意見としてですね、それはそれなりに各部署まとめさせていただいて、これまた役所、庁内だけではどうしようもありません。まさに議会の皆様方のご意見をしっかり踏まえながら、唐津市の意見ということで、今度は県の意見といろいろご協議をさせていただく場という形になっていくわけであります。その中で7項目というのが、一つ一つ形になっていくんであろうというふうに思いますし、知事のお言葉からいたしましても、皆さんとともにさまざまお考えをさせていただいて、皆さんからいろいろご指導いただいたこの7項目についてのまず成案を見ることが、私市の立場としてのですね、一番今やるべきことであろうというふうに思いまして、その成就のために精いっぱい頑張りたいと思います。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 三浦正之議員。 ◆7番(三浦正之君) プルサーマルの是非というよりは、現在の議論について市長の立場からいえば、議会とともにということでですね、なかなかその是非をどうこうするということについても発言していただけないようですので、次にいきたいと思います。          (発言する者あり) ◆7番(三浦正之君) そうですね、議会それから市民の皆さんの意見を取り入れながらの議論を今後も続けていきたいと思います。 下水道について、最後に質問をしていきたいと思います。今回計画変更されて、5年実現が早くなったということがここには書かれておりますが、この変更の計画についてもですね、こういった対案があるということで書いていただいて、検討すべき課題がさまざま挙げられておりますが、これについてですね、この変更の経過、それからこの提案された内容についてどのような検討がなされたのかということまでお聞きをしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 青木水道部副部長。          (水道部副部長 青木一清君登壇) ◎水道部副部長(青木一清君) お答えいたします。 5年早くなったという、投稿の中にそういった言葉があったわけですけども、地元で説明いたしましたのは、1年早くなりますというふうな回答をしたつもりでございます。 それから、下水道の下水処理施設の建設場所見直しの原因についてお答えをいたします。この呼子処理区公共下水道整備につきましては、合併に伴うスケールメリットを生かすため、合併前の鎮西地区と呼子地区の二つの汚水処理施設を名護屋大橋への連絡管での架設方式により、一つの汚水処理場において処理することで計画の見直しを図っているところでございます。合併前の計画では、先方地区の海域埋め立てにより約1万平方メートルの用地を確保するということで、合併直後から海域の埋め立て許可について、管理者である県並びに国の九州地方整備局と協議を重ねてきたところでございます。しかしながら、こうしたリゾート計画と、この汚水処理場建設予定地が隣接していることから、コースタルリゾート計画の進捗が、下水道処理施設の工事着手に大きな影響を及ぼす状況でございまして、このままでは呼子処理区公共下水道の整備計画全体が先送りになりかねない状態がございました。このようなことから、処理場の位置につきましては、平成18年の2月ごろから、埋め立て計画から異区域への変更ということで、事業費も含め検討してきたところでございます。 こういった中で、当該海域が良好な海面漁業の地域でありますことから、近年汚水処理場の放流水質について、特に有明海などの閉鎖性水域で問題になっている窒素、燐などの水質汚染物質除去対策に対応するために研究開発された膜分離活性汚泥法という処理方式は、処理場の所要面積が44,000から5,000平方メートルあれば十分建設することができるということで、膜分離活性汚泥方式の採用を前提に候補地を再検討してきたところでございます。こういった中で2カ所の有力な候補地があり、1カ所は殿ノ浦の唐津市が所有する工場団地でございます。これは、面積が3,000平方メートルしか確保できないため、必要面積に約1,000平方メートル程度不足しておるということ、また近隣に飲食施設もございます。もう一カ所の候補地は、小友地区の長沙子というところでございまして、標高が約45メーターと高台に位置しておりますが、旧畜舎の跡地と畑で構成された土地で、面積も約5,500平方メートルございまして、十分な配置計画ができますことから、この長沙子地区を候補地としているところでございます。 ○議長(熊本大成君) 三浦正之議員。 ◆7番(三浦正之君) 今回ですね、計画変更に伴って説明会を行われた中で、この記事にもありますが、投稿された内容にもありますが、こういった対案についてもですね、部内でコスト比較をして、今後の説明会の中で、恐らくこういった点でメリット、デメリットがあって、この案がよいということでですね、提示をされていくのではないかと思っております。こういったですね、市民の方からの対案が出て、それについて検証した上で、それがどうなのかということを再度キャッチボールのように返していくというあり方が市民協働のですね、一つの姿ではないかというふうに思いまして、今回ですね、この今後の提案についてですね、ちょっとこれまでの経過も含めて地元との協議やり方についてですね、大変ほかの分野でもお手本ではないですが、見本のような形になるのではないかというふうに考えています。今後の説明会のあり方について、再度お聞きしたいと思います。 ○議長(熊本大成君) 青木水道部副部長。          (水道部副部長 青木一清君登壇) ◎水道部副部長(青木一清君) お答えをいたします。 今後の説明会のあり方ということでございますけども、これらの下水道事業につきましても、他の事業でも同じではございますけども、まず十分にですね、事前に地元の関係者の皆さん方と打ち合わせをして、それから地区住民の方に説明をすると、そういう姿勢は変わらないかと思います。 これからの呼子地区のですね、説明会及び法的な手続でございますけども、この後処理場予定地の地元の説明会、それから放流先の地元の方への説明会、それからその後に公聴会、これは都市計画法にかかわる公聴会を予定をいたしております。失礼しました、その前に公聴会開催の公告縦覧をいたします。その後に公聴会をする予定にいたしております。それが済みますと、原案の公告縦覧、それから県知事への事前協議、県知事の同意、それから都市計画決定と、そういった運びになるかと思います。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 三浦正之議員。 ◆7番(三浦正之君) 今後もですね、こういったキャッチボールやりながらの検討をしていただいた上で、地元でも大変切実な問題だとお聞きしております。早期実現に向けて、努力を引き続きお願いしたいと思います。 また、コースタルリゾートについてこの中で問題提起があっておりますが、これだけの問題ではないと思います。旧市町村のさまざまな事業計画についてはですね、これは総合政策部の方でしょうか、抜本的な見直す必要性については現状に即した形、事業の予算についてですね、地元の要望、それから時代とともに変化していくニーズに合わせた事業を再度提案をしていくことも含めて、ぜひご検討いただきたいと思います。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。          (20番 浦田関夫君登壇) ◆20番(浦田関夫君) 浦田でございます。最後になりましたけども、よろしくお願いいたします。3点通告をしておりますので、よろしくお願いいたします。 まず最初に、消防行政を一層信頼されるものにということで出しております。唐津及び東松浦地域のですね、消防行政は、昭和47年4月から広域圏組合を設立すると同時に発足しまして、34年が過ぎたところでございます。消防行政はですね、市民の生命、財産を守るということを使命にして、172名の職員さんが24時間体制でですね、勤務に当たっておられるということでございまして、そういうことによって市民はですね、いつのときでも、災害が起きたとき、また火災、救急事態に対応してくれるという消防があるからこそ安心して暮らすことができます。今後とも一層訓練と技術の向上に研さんされることを期待しております。また、消防行政について幾つかの問題を提起を行い、市民の負託にこたえられる一層の消防行政の構築を願って質問するわけであります。 まず最初に、団塊世代の大量退職者を前に、前倒し採用で実質的に現場で働く人員の確保が必要ではないかということでお尋ねをいたします。ご存じのようにですね、戦後のベビーブームで生まれました団塊の世代の退職期を迎えておりまして、従来の退職者数をですね、例えば退職者5人退職されたら5人採用するというようなですね、そういう方式を採用していたのではですね、現場職員は一時的に実質減員、少なくなる状態が恒常的に続きますし、新規職員さんはですね、消防学校で8カ月の訓練、そしてその後唐津に帰ってこられても、現場で指導や訓練を受けなければならないということで、実質的に新規採用職員さんは1年間は実働職員としてはですね、使えないというような状況が生まれてくるかと思います。これではですね、十分な消防行政ができるのかということでですね、退職者の数を調べてまいりました。平成18年から22年の、この5年間でですね、53名の退職者が予定されています。この数は、消防職員の約30%に当たります。 そこでお尋ねですけれども、退職者補充をですね、前倒しするなどして実働員を確保すべきではないかというふうに思いますけれども、その点についての新規採用者と退職者とのですね、差異についてはどのように考えておられるのかお尋ねをします。 それから、2問目の就学援助制度が受けやすい制度にということで項目を挙げております。小泉内閣の5年間は、新自由主義のもとですね、格差社会の影響が広がり、この地方でもですね、大きくその影響及んでおりまして、保護者にもリストラ、給料引き下げ、非正規社員などによってですね、生活が厳しくなってきております。児童生徒におってはですね、部活費や修学旅行の積み立てなど教育に係る負担もふえる傾向にあります。そこで、そういう子供たちを経済的に支援するということで、教育基本法第3条や学校教育法25条でですね、経済的理由によって就学困難な者に対して就学の方法を講じなければならないというふうな定めがありまして、関連の法律や規則などが定められ、就学に困難な児童生徒に経済的援助が施されて、唐津市も就学援助制度があります。その就学援助についてですね、やはり保護者の中から制度としてわかりやすく、気軽に申し込めるような、そういうものにできないかということで相談を受けて、まず2項目のですね、質問をしたいというふうに思います。 就学援助を受けている児童生徒の、今実態がどういうふうになっているのか。 それから、今のですね、小学校及び中学校の校納金というんですか、学級費の平均がどれぐらいでですね、保護者が負担をしているのかというのをお示しを願いたいというふうに思います。 それから3番目、市はですね、町内会清掃活動への一層の支援をということで、建設部長にお尋ねをします。唐津市はですね、唐津市はというか、唐津市道についてはですね、ボランティアなどによってですね、清掃活動、市道をですね、ほとんどを委託していると。国道は国がですね、また県は県費を使ってですね、清掃や除草をやるということですが、市道はほとんどがですね、町内の、また集落のですね、ボランティアに任せられているということでありますけれども、清掃の道具がですね、町内会で用意できないもの、特殊なものについてはですね、やはり私は市でですね、用意して、そのボランティア活動に支援すべきではないかというふうに考えておりまして、例えば溝掃除機のブロック上げ機を用意するとか、大雨のときにマンホールから水があふれ出るのを防ぐために、そのマンホール掃除機のワイヤだとか水圧機などですね、またごみなどを運ぶ一輪車やスコップなどの貸し出し制度など、地域の共同作業の連携というか、それから地域の美化に役立つということで一石二鳥になる、そういうことについてですね、やはり行政としても援助すべきではないかというふうに考えておりますが、建設部長の見解を求めて1回目の質問を終わります。 ○議長(熊本大成君) 塚本副消防長。          (副消防長 塚本英次君登壇) ◎副消防長(塚本英次君) 浦田議員さんのご質問にお答えいたします。 団塊の世代の退職期を迎え、消防職員は今後5年間の退職者は、平成18年で11名、平成19年度で10人、平成20年度は8人、平成21年度は17人、平成22年度は6人の合計の52人でございます。この5年間に、消防全職員の約30%に当たる者が定年退職をいたします。さらに、予測不可能な中途退職者も考えられます。退職者のピークとなる平成21年の17人の退職者が見込まれ、この17人という数は、一つの分署の職員数に相当します。また、数だけではなく、知識、技術を持った優秀な職員が退職することにより欠けることは、マンパワーを必要とする消防力の低下が考えられます。特に消防職員の特殊要因といたしまして、新規採用の職員は約8カ月間、消防学校初任科において基礎的な知識や技術を習得することが義務づけられております。その後、本署において訓練をいたしまして、初めて災害現場での業務に従事することになっております。このため、約1年間は実務に従事することは困難であることから、退職する職員相当数が、災害時に活動できる実働人員として1年間は実働できません。このことは、さきに述べましたように、一つの分署に相当する消防力が機能しないということになります。このようなことを解消するために、いろいろな選択肢があると思いますので、唐津市消防本部管内の安心、安全のため、消防職員確保の計画を早急に立案したいと存じます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 松尾教育部長。          (教育部長 松尾公志君登壇) ◎教育部長(松尾公志君) 浦田議員さんの就学援助についての児童数の現状でございます。 まず、要保護及び準要保護児童生徒数でございますけども、平成18年度4月1日現在の要保護者の児童生徒数は、小学校が65名、中学校が53名で、合計118名でございます。準要保護につきましては、小学校が628名、中学校が388名で、合計1,016名となっております。小中学校の総数でございますが、要保護、準要保護児童生徒の総数は1,134名で、児童生徒の総数が1万2,138名でございますので、就学援助の対象者は全児童生徒の9.3%となっておるところでございます。小中学校の別の数で申しますと、小学校が8,063名のうち、要保護及び準要保護者が693名で8.6%、中学校が4,075名のうち441名で10.8%になっております。17年度と18年度の比較をいたしますと、本年度は昨年と比べますと0.6%の増加となっております。原因といたしましては、生活困窮者がふえたこともあるかと思いますけども、一方では市民への周知ということも一因ではなかろうかというふうに思っております。 それから、次に小学校及び中学校の学級費、校納金等の平均額でございますけども、学校校納金につきましては、各学校によって項目等に違いがございます。項目といたしましては、教材費、PTA会費、給食費、修学旅行積立金、体育振興会費、卒業アルバム代、生徒会費等がございます。学校納付金の平均年額でございますが、小学校で7万1,200円、中学校で10万2,000円となっております。内訳といたしまして主なものでは、小学校では給食費が4万3,400円、教材費が1万1,100円となっております。中学校では、給食費が4万7,000円、教材費が1万9,300円となっております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 進藤建設部長。          (建設部長 進藤 仁君登壇) ◎建設部長(進藤仁君) 浦田議員さんのご質問にお答えをいたします。 現在市道の総延長は1,355キロメートルでございます。そのうち、一部住民の方々のボランティアによる清掃等によりまして、安全で安心な美しい道路維持に寄与していただいていることに対し、地域住民の皆様に大変感謝を申し上げ、敬意を表するものでございます。 側溝清掃時のふた上げ等につきましては、議員さんのご指摘のとおり、ボランティアの皆様に大変なご苦労をおかけしていることと思っております。本年度から、道路パトロール班が建設部の方に設置され、パトロール班の作業器具を順次今取りそろえているところでございます。今後市といたしましても、市民の皆様のボランティア活動を支援する観点から、パトロール班の作業の業務に支障がない範囲で、作業に必要な器具の貸し出しについても検討してまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 15時5分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 2時50分  休憩                     午後 3時05分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(熊本大成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) では、消防行政を一層信頼されるためにということで、副消防長に質問を続けます。 副消防長、お尋ねをしますけれども、今後ですね、消防力を低下させないために、これから今後検討するということでございますけれども、お尋ねしますけれども、新規職員がですね、新しく採用された職員が一人前になるのは、大体どれぐらい目安としてですね、自分の判断で、例えば火災だとか救急、レスキュー隊などみずからの判断でですね、行動できるというのは、大体どれぐらいを目安にされておられるんでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 塚本副消防長。          (副消防長 塚本英次君登壇) ◎副消防長(塚本英次君) 浦田議員さんのご質問にお答えいたします。 どれぐらいで一人前になるかということでございますが、やはりその人、個人個人に差もございまして、私みたいに大きいやつと、小さいやつもおります。その中で、やはり消防学校を出てきてからは、やはり3年から5年ぐらいが、大体1人任せてもいいかなと思うところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) 新規採用されてですね、一人前になるのは、最低でも3年ぐらいはかかるだろうということで、個人差はですね、大いにあるわけですから、大体の目安を聞いたわけですが、この5月17日のですね、佐賀新聞の報道によりますと、佐賀広域消防局はですね、退職期補充を前倒しということで、団塊の世代の大量退職を想定して、佐賀広域消防局はですね、職員の退職補充を1年前倒しすることで消防のですね、戦力をですね、保持していくということで、人員の確保をしていくということを、条例改正を検討しているということですが、先ほど副消防長答弁のありました、どういう形での検討を考えられているのかですね。例えば、退職者をですね、再任用するとか、またはこのようにですね、前倒しを採用するとかですね、そういういろいろ検討の方針というか、方向はあろうかと思いますので、お示し願いたいと願います。 ○議長(熊本大成君) 塚本副消防長。          (副消防長 塚本英次君登壇) ◎副消防長(塚本英次君) 浦田議員さんのご質問にお答えします。 選択肢についてはどのようなことがあるかと、ご質問ですが、最も適した採用の仕方につきまして、職員課と協議、また研究をしてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) 職員課とですね、研究したいということですが、これもですね、やっぱり早急にやらないとですね、できないというふうに思うわけですね。やはり過去10年間の緊急出動件数というのを、資料をですね、いただきましたけれども、平成8年はですね、3,213回、それで平成17年の統計では5,090回ということで1.58倍、約1.6倍のですね、救急出動件数があるわけですね。ですから、そういう点では一刻も猶予はならないということで、この予想もですね、佐賀広域消防だけではなくて、三養基や杵藤地区は既にもう前倒ししているとかですね、鹿児島市では消防学校2期生にもうして、職員も春と秋の2回に分けて採用しているとか、そういういろんなことが報道されております。やはり市民から信頼される、退職による実働員の削減ということでありますけれども、副消防長に確認しますけども、この研究する、そして方針を出すというのは、来年の新規採用までに間に合うということでよろしいのでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 塚本副消防長。          (副消防長 塚本英次君登壇) ◎副消防長(塚本英次君) 浦田議員さんのご質問にお答えいたします。 来年度までに間に合うように、職員課と協議をしてまいりたいと思っております。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) 待ったなしのですね、状況が生まれていることは、副消防長も、また総務部長もですね、認識があるというふうに考えております。 それから、次にいきます。職員の待遇改善の問題についてお尋ねをしたいというふうに思います。消防職員の士気高揚を図るということではですね、職制の改善も必要ではないかというふうに考えておりまして、特に分署における署長はですね、係長待遇になっておりまして、やはりこの分署長の職責といいますか、また責任といいますか、そういうことからするとですね、私は課長待遇にしなければならないんではないかなというふうに考えておりますけれども、職責の重さと部下の多さからしてもですね、私は十分そういう課長職に当たると思いますけれども、その辺についての職責と階級のあり方についてはどのように考えておられるのでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 塚本副消防長。          (副消防長 塚本英次君登壇) ◎副消防長(塚本英次君) 浦田議員さんのご質問にお答えいたします。 現在消防組織は、1本部、1消防署、4分署、1派出所の組織でございます。また、47年の広域消防発足当時から、各分署には消防ポンプ車1台、救急車1台及び災害活動連絡車を1台配備しております。分署長を課長に昇格するべきではないかという質問でございますが、消防署は災害の現場では市民と密着した現場最優先の活動をしております。その現場指揮を署長、副署長、小隊長、それから分署長という指揮体制でとっております。この中の小隊長は、本署の係長7係14名も入っております。この指揮体制で現場指揮命令が、現在スムーズに伝達されている、現場活動が行われております。そのことから、広域消防発足33年がたちますが、現在の体制で消防業務を行いまして、市民へのサービス向上に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) じゃちょっと私もですね、調べてきました。唐津市報、ことしの06年3月号と、それから消防署がホームページを開いておりまして、そこから役職の一覧表が入手できるようになっております。そこでですね、もちろん行政職と、それから現場職というんですか、一概に比較はできませんけれども、課長以上の比率がですね、行政職で16%になっておりますが、消防署のところではですね、0.04%、係長の比率ではですね、一般職では44.9%、消防職が17.7%ということでですね、かなり、かなりというか、消防職員の中で172名の中でですね、係長にもなれないような方もですね、相当数おられるということからしても、私はこの職責、また市民のですね、生命と財産を守るということからしてもですよ、やはりその任務にふさわしい職責や待遇が必要ではないかというふうに考えますが、その辺についてもう一度答弁をお願いします。
    ○議長(熊本大成君) 塚本副消防長。          (副消防長 塚本英次君登壇) ◎副消防長(塚本英次君) 浦田議員さんのご質問にお答えいたします。 さきにも述べましたように、本署の小隊長は本署と各分署、派出所での突発的な出来事、例えばですね、職員が急に病気してみたり、消防車両の故障が発生したときにですね、消防署全体の調整を行っております。そうした中で、分署長だけを課長級にした場合、各諸所間の調整及び現場指揮がスムーズに伝わらず、消防業務に支障を来すおそれがあります。それと、分署長の職責については認識はしておりますが、このようなことから消防組織全体について研究をしてまいりたいと思っております。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) 三十数年ですね、消防行政の中でやられてきたということで、一足飛びに変えるということはなかなか難しいというふうに考えますが、今答弁のありましたように、その職責についてはですね、認識されているということでありまして、私はそういうことからですね、やはり職員さんのやる気とか士気高揚をとりながらですね、また切磋琢磨できる、そして信頼される消防行政のためにもですね、やはりぜひ他市、また全国の例に先駆けてでもですね、こういうものを取り入れてですね、また消防活動がスムーズに連携、万が一のときの連携ができるように研究をしていただきたいというふうに考えております。 中部派出所の分署格上げが必要ではないかということでお尋ねをします。この問題についてはですね、合併後何回も議論もされてきました。その中でですね、私もこの消防署が、ホームページを開いております中で資料をいただいているわけですけれども、その中でですね、やはりこの中部派出所の出動、緊急出動がですね、分署と遜色がないというのが見て、やはりこれは中部派出所が8名体制で、ほかの分署は16名体制ということで倍の人数がおられるわけですけども、1日の平均の出動の数はですね、東部が1.1、南部が1.3と、西部が1.1と、北部が1.3と、中部派出所が0.9ということで、ほとんど遜色がないと。逆に消防職員1人当たりの搬送した人員からするとですね、例えば東部分署が23.43に対して中部派出所は39.25人ということで、16人ぐらい多いというようなことでですね、非常に中部派出所の職員は頑張っておられるというふうに思います。 また、今度の3月議会で高度処置ができる機材を搭載しました高規格救急自動車をですね、中部派出所と本署に派出したわけですけれども、そういうことからすると、ますますその中部派出所の出動がふえるのではないかというふうに思いますが、その辺の見通しについてはいかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 塚本副消防長。          (副消防長 塚本英次君登壇) ◎副消防長(塚本英次君) 浦田議員さんのご質問にお答えいたします。 救急車の出動件数が増加しているのではないかというご質問ですが、唐津市北波多徳須恵にあります中部派出所の管轄区域でございますが、旧北波多村、山田、千々賀、畑島、双水、山本及び石志の区域でございます。中部派出所の救急出動件数でございますが、過去5年間の件数で申し上げますと、歴年でございますが、平成13年は322件、平成14年は307件、平成15年は365件、平成16年は324件、平成17年は316件となっておりまして、平成17年中の救急出動件数の1日当たりの出動件数で申しますと、0.8件となっております。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) よろしいでしょうか。私が質問したのはですね、中部派出所と分署とでは遜色がないんではないかと、救急出動についてはですね。数字的なことは先ほど言われました。これは平成16年度ですから、3年間平均したら0.8だと言われましたけれども、この16年度は0.9ということですが、私が質問したのはですね、この高規格救急自動車が配備されることによって、一層中部派出所の要請、出動要請がふえるのではないか。いや、そうじゃないということであれば、そうではないということでもいいんですが、やはりもちろん市民の安全、安心を確保するために、こういう高規格自動車をですね、北波多地区、またその山田とか双水とか、中部派出所のエリアの人たちの安全、安心のためにつくられたわけですが、こういう自動車を入れることによってふえるのではないかというふうにも思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 塚本副消防長。          (副消防長 塚本英次君登壇) ◎副消防長(塚本英次君) 浦田議員さんのご質問にお答えいたします。 中部派出所に高規格救急車を配備したら、救急出動がふえるのではないかというご質問ですが、唐津市の管轄に今6台高規格救急車が配備しております。それで、今年度中に中部派出所に高規格が配備されます。しかし、現在もその高規格救急車、普通救急車という出動につきましては、高規格救急車が入りましても、それは変わらないと思っております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) 変わらないのではないかということでありますけれども、私はふえるんではないかというふうに思います。 じゃ、次に質問を行います。分署ではですね、先ほど言いましたように16人体制で交代勤務ですが、24時間体制でエリアの方々のですね、場合によってはエリア外にも行かれることがあると思いますが、建物火災だとか林野火災、いろんな火災、救急に出動されるわけですけれども、分署での建物火災の出動の場合はですね、通常は消防車と救急車が同時に出動を行います。派出所の場合は、建物火災の場合の出動については消防車だけが行くということになっているというふうに聞いておりますが、その場合ですね、中部派出所については後からですね、近いところの分署または本署から救急車が出動するという体制をとっておられるということですが、お尋ねですが、建物の火災の場合はですね、なぜ消防車だけでなくて救急車も一緒に出動するのでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 塚本副消防長。          (副消防長 塚本英次君登壇) ◎副消防長(塚本英次君) 浦田議員さんのご質問にお答えいたします。 火災の場合、なぜ救急車が出動するのかというご質問ですが、火災は建物火災となりますと、中に人がおるというふうな想定で、救急車を同時に出動させております。また、後で救急車を呼ぶようなことがありますと、そこで手おくれになることから、同時出動としております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) 建物火災はですね、消防車だけではなくて救急車が行く理由については、建物の中に人がいる場合もあるし、もしそういう場合、けがをされているときに救急車が後から来たんでは間に合わないという、それこそ安全、安心な事前のですね、救急体制というか、信頼されるために、万が一に備えて救急車も派出するということでありますが、中部派出所ではですね、そういう管内の住民にとっては建物火災の場合ですね、けが人が出たという場合、消火活動は消防車が来るわけですけれども、救急車はいないということになれば、その分ですね、今言われたように分署からおくれて来るということになれば、後から来たんではおくれるというようなことになりかねない。そうすればですね、やはりその中部派出所のエリアの住民の方、北波多だとか山田、双水、千々賀だとか、そういう方たちにとっては、分署を持つエリアの住民と、その中部派出所で住んでいる住民との、そういう格差が出るんではないかというふうに考えますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 塚本副消防長。          (副消防長 塚本英次君登壇) ◎副消防長(塚本英次君) 浦田議員さんのご質問にお答えします。 現在中部派出所は、議員さん申されましたように配置職員を8人で、毎日3人勤務しております。それで、災害につきましては、火災、救急、いずれかの要請があった方を優先出動いたします。また、新唐津市発足と同時に、災害が発生しましたら本署より同時に消防車、救急車、指揮車が出動するように体制をとっております。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) そのことは知った上でですね、また確認した上で聞いたわけですけども、そのことによって本署から来るのにおくれるじゃないかということで、そこに住んでいるエリアの、分署に住んでいる人たちと派出所に住んでいる人の消防の格差がですね、来るんじゃないかと、できるんじゃないかということを聞いたんですけども、次にいきたいというふうに思います。 初動体制の充実がですね、減災、災害を減らすという最大の項目、課題ですね、消防の。1分も早く、1秒も早くというようなことがやっぱり大事だというふうに考えているわけでありますけれども、ここの中部派出所についてはですね、格上げについては議論されたわけですけれども、こういう状況の中でですね、できない理由というのはどういう理由でできないのでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 塚本副消防長。          (副消防長 塚本英次君登壇) ◎副消防長(塚本英次君) 浦田議員さんのご質問にお答えします。 分署と同じ救急、火災の同時対応ができないかということでございますが、分署の職員を8人しておりますが、分署と同じにするには8人増員して16名にする必要があります。また、現在の庁舎は毎日3人勤務を前提に建築されておりまして、この庁舎の改築も必要になると思います。 以上です。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) 余りですね、副消防長さんにちょっとあれですが、もちろん8人増員しないといけないと、8人増員することが市民の安全、安心を担保することになるんだよということをずっと質問してきたつもりなんですけども、おわかりいただいたでしょうかね。改築だとかですね、そういうことについては、やはり市民の安全、安心を担保するためには、そのお金というのは当然行政の役割ですからね。それはもう市長や総務部長もですね、ぽっとお金を出してくれると思います。 場所がないとか、そういうふうに言われましたけれども、この概要書というか、インターネットでとれた、ホームページでとった分についてはですね、派出所についての面積についてはですね、敷地面積は北部の877平米と、それから中部派出所は848平米と、ほぼ遜色はないわけですね。やろうと思えばできることなんですよ。ですから、今後ですね、市民から安心される消防行政をですね、精いっぱい頑張っていただきたいというふうにお願いして、次に教育部長の方にお願いをしたいというふうに思います。 就学援助制度についてはですね、今資料というか、言っていただきました。生徒が減る中でですね、受給者がふえているというのは、やはり今の子供たちの、また親たちの、保護者たちの、方々のですね、経済的環境をあらわしているんではないかなというふうに思います。古い資料ですけれども、旧唐津市でですね、平成11年では、実施率が小中合わせて5.6%あったのがですね、今答弁いただきました、18年の4月現在で9.3ということで、三.数%ですね、4%近くふえていると。それぐらいやっぱり今の子供たちを取り巻いているような環境があるというふうに思いますが、この質問した趣旨がですね、やはり市民の方が、また本当に必要な方にですね、やはり制度をわかりやすく、そして気軽に申し込める制度が必要だということで考えておりますが、本当の質問に入る前にもう一つですね、部長、お尋ねしたいと思いますが、申請の流れと、申請が認められた場合の支給内容ですね。どういう流れで、例えば学校に申し込むとか、教育委員会に直接申し込むとか、そういうことがあると思いますので、そしてもし申請が認められたらこういう支給が受けられるというのが、テレビを見ておられる方もおられると思いますので、詳しく説明をお願いします。 ○議長(熊本大成君) 松尾教育部長。          (教育部長 松尾公志君登壇) ◎教育部長(松尾公志君) 浦田議員さんのご質問でございますけども、支給の手続といいますか、そのご質問だろうと思っております。現状をちょっと調べておりますので、それを報告したいと思います。 まず、本庁でございますけども、申請者の方がですね、基本的には民生委員さんからお願いに行って、記載欄がありますので、書類ありますので、それにですね、民生委員さんの意見、そういうのを確認といいますか、そういうのを記載してもらって、そして学校に持っていく。そして、それを本庁においては学校教育課が書類審査をして、認定をして、そして支給の手続をとると。ただですね、特に問題がある場合、ここがポイントだと思うんですけども、これにつきましてはですね、すべてじゃございませんが、特に問題がある場合は学校の方がですね、民生委員さんに話を聞きにいっているということもございます。 支所でございますけども、これも同じように、基本的には同じでございます。申請者の方が民生委員さんにお願いに行って、そして記載をしていただいて学校に提出する。そして、学校教育課ですね、こちらの方で認定をして、そして支給に至ると。この場合もですね、問題があると、この問題がポイントと言いましたけども、後で議論になると思いますけども、こういう場合にはやっぱり学校や支所のですね、教育課の職員が民生委員さんの方に行ってですね、そして事情を確認をしていると、こういうことでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) 流れについてですね、説明していただきましたけども、もしこの申請が認められた場合は、学用品だとか、先ほど部長答弁いただきました教材費、PTA会費など校納金がですね、特に一番大きいのは学校給食費が無料になるというメリットがありますし、小学生で年間大体7,000円程度が、校納金って学級費がですね、免除になりますし、また入学の支度金なんかも支給されるんではないかなと、一定額ですね、というふうに考えておりまして、そういう点では教育基本法のですね、第3条でも言われているように、経済的な理由で就学が困難な者についてはですね、やっぱりそういう制度を講じているというふうになるかというふうに思いますが、問題はですね、先に進めたいのですが、わかりやすいように申請についてですね、やはり公平な行政をするためにも、また明確な一定の基準が必要ではないかなというふうに考えております。 ここに国立市のホームページがありますけれども、この国立市のホームページについてはですね、どういう人が受けられるかという対象者というのがありまして、生活保護法の規定による保護世帯、それから世帯全員の前の年の所得合計が下の表のですね、所得基準に該当する世帯ということでですね、括弧書きがありまして、年齢、家族構成によって基準が変わりますということで、あくまでも目安としてくださいという形で、父39歳、母35歳で子供小学2年生、幼児4歳の4人家族で373万円以下の、下だったら、その目安ですけれども、受けられますよというのがホームページでですね、公表されています。これを見ると、自分が大体これだったら受けられそうだなとか、いや、これだったらだめだなというようなことがわかると思うんですけども、そういうことをですね、やはりする必要があるというふうに思いますけれども、その辺については教育部長、どういうお考えでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 松尾教育部長。          (教育部長 松尾公志君登壇) ◎教育部長(松尾公志君) 浦田議員さんの具体的な数値を使ったですね、基準ということについての考え方だろうと思っておりますが、唐津市でですね、今適用しておりますのは、準要保護児童生徒の認定につきましては、以前の文部省でございますけども、文部科学省が通知を出しておりまして、それに準拠して認定基準をつくっております。この認定基準を見ますと、今申し上げましたようにですね、これちょっと見てみますと、大きく分けて二つございます。一つはですね、生活保護関係、それから地方税法、国民年金法、国民国民健康保険法、それから児童扶養手当法といったようなことでですね、国の税とか年金、そういったものに係るですね、制度上から来るですね、減免ですね、減免されているかどうかという、その状態に基づく一つの基準。それから、もう一つはですね、保護者が、申しわけないんですけども、生活がですね、就業が安定していないとか、それから職業不安定と、生活の子供の状態が悪いとかですね、いわゆる保護者の家庭のですね、生活実態、これ非常に抽象的とは思いますけども、その二つに分けられるというふうに思っております。 議員さんは具体的に数値基準を挙げてしろというふうなことでございますけども、やはりですね、例えば税関係で言えば、前年の所得がですね、あっても、やはり次年度にいろいろ判定されますので、じゃ前年度は所得がよかったけども、今年度は悪いとかですね、そういうのはやっぱり出てくると思うわけですね。ですから、そういうものについてはですね、やはり真に保護を受けなければいけない児童のですね、生活ということを考えると、やはり教育を受ける権利をですね、守るためにはですね、そればかりではやっぱり不足するだろうというふうに考えておるところでございます。ですから、やはり生活実態とか、そういうふうなことをですね、勘案してですね、やはり今の唐津市の基準の2本立てということでですね、現在もやっておりますし、そして今後もですね、そちらの方がよりいいのではないかなというふうに思っております。 唐津市は合併をしております。合併後の新市をですね、構成します旧市町村というのが、生活の習慣とかですね、実態、地域のいろいろ特色がございます。それから、産業形態も違っているというふうに思っております。就業構造、これも違います。ですから、こういうふうなことを考えますと、一律に金額基準だけでですね、判定するということになりますと、ちょっとそれのみでいくとですね、ちゃんとした子供たちの生活実態についてですね、果たしてどうなのかという疑問が生じるんではなかろうかというのが今のやり方でございます。ですから、民生委員さんの助言といたしましてはですね、やはりルールにのっとって、そしてできるだけですね、真に保護を必要とするですね、子供を見きわめる上でもですね、第三者のですね、公的機関としてのですね、民生委員さんの意見がですね、より有効であるというふうに考えておるところでございます。 そして、この民生委員さんの助言につきましてはですね、これまでは基本的に先ほど申しましたように、申請者の方が民生委員さんの方に出向くという形をスタイルとしてとっておりました。先ほど私申し上げましたように、特別の場合を除いてはと言いましたけども、やはり申請者の方がですね、民生委員さんのところに行きたいけども、行けない、行きづらいと。心のですね、そういう葛藤とかですね、そういうものがやっぱり多々あると思うわけですね。ですから、逆にできる限り学校やですね、我々事務局の方からですね、民生委員さんの方に出向いて、そして生活の実態を確認してですね、そして認定事務をとっていきたいと、こういうふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) 確かにですね、生活実態をより明確にするということは大事だというふうに私も思いますし、またいろんな状態でですね、金額だけでは推しはかれないというのは当然なことだというふうに思いますけれども、でもやっぱりある程度のですね、目安がなければ、例えば教育委員会だって判断がしにくい面があると思うんですね。だから、教育委員会の中には一定の判断の、何というかルールというのがあるんではないかなというふうに思いますね。例えば、よその市では生活保護基準の1.2倍から3倍ぐらいですよとか、今言われたような生活実態、就業の状態だとか、家庭のチェックリストみたいなのをつくってあると思うんですけども、それについては一定のルールで判断されているんですか。私は、やはり恣意的にならないような、そういうルールづくりが必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 松尾教育部長。          (教育部長 松尾公志君登壇) ◎教育部長(松尾公志君) 浦田議員さんの金額、一定のですね、基準ということでございますけども、基本的には先ほど申しましたことですべきであろうというふうに思っております。 やはり一つのですね、金額的な基準と申しますと、やっぱり二つに大きく分けて言いましたが、一つはやっぱり前年の所得とか、そういうのをやっぱり把握をしておりますので、それでもって見てですね、そして例えば学校給食費が滞るとかですね、校納金が滞るとかいうことになればですね、これはやはり何か原因があるわけですので、そこでやはり真に教育を受ける権利を保障するためにはですね、その生活実態を見きわめていくと。これがですね、やはり本当の状態をですね、把握するのが、金額よりもですね、生活実態に沿ったですね、判定になっていくだろうというふうに思っておりますので、いろいろ事例というのはあると思いますけども、一つは研究を重ねながらですね、現状のところはですね、こういうやり方をですね、唐津市としてはとっていきたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) 今部長からですね、真に困っている人たちがですね、やっぱり教育を受ける権利が保障されるようにということで判断しているということですが、じゃ今度は次に民生委員さんのことについてお尋ねをしたいと思うんですが、確かに生活実態を、その地域の方でですね、おられるということで、今部長もお話がありました。申請を受ける方の相談を受けたことも私はあるんですが、やはり内情を知っている人の民生委員さんにですね、行くと、行きづらいというようなことで遠慮したというような方とかですね、逆に今度は相談に行ったら、あんたのとこは無理ばいと言われたとかですね、そういうようなことで、やはり民生委員さんの権限がどこまで及ぶのかというのが、やっぱり非常に微妙なところというか、そういうところがあろうかというふうに思います。 それでですね、しかしですよ、今度部長もご存じだと思うんですけども、昨年の法律の施行令、就学困難な児童及び生徒に関する就学援助についての国の援助に関する法律の施行令がですね、削除されました。民生委員の助言を求めることができるというふうに、今されていたわけですけども、これは何で、じゃ削除されたのか。私は、もう生活実態とかいうのは、学校でもうわかるんではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 松尾教育部長。          (教育部長 松尾公志君登壇) ◎教育部長(松尾公志君) 浦田議員さんの施行令の改正についてですね、それに伴って民生委員さんの助言の廃止ということについての見解だろうと思いますけども、確かに平成17年の3月31日に準要保護児童生徒に対する国の補助が廃止をされております。それに伴ってですね、民生委員さんの助言というのが削除、この項目ですね、国の通知からですね、項目が削除になっております。これは考えてみますとですね、国がお金を出しておったと。その国が、自分たちが出した金の使い道についてはですね、きちっと第三者でですね、確認しなさいよという裏返しだろうと思っておるわけですね。ですから、逆に言えばですね、国がいわゆる補助を廃止していなかったですね、その前は、民生委員の助言は必要ですよということが載っておったわけですので、我々としてはですね、逆に言えば補助をしなくなったんで削除したのであって、補助を続けるのであればですね、この民生委員の助言というのはですね、必要だと、そういうふうな理解に基づいておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) 今補助の問題が出ましたけれども、就学援助に対する国庫補助というのは大幅に減らされているんですね。そのことが地方財政の、何というんですか、圧迫にもつながっているわけですけども、当初は半分、50%補助していたのが、もう現在では大体補助率25.7%だと言われていますけれども、本当に国がこういう就学に困難な子供たちに対する援助をですね、三位一体改革で推し進めるというのは、私もけしからんことだというふうに思いますけれども、民生委員さんのつぶやきの中にですね、自分の押印した、また市内でですね、その人が就学援助の可否につながるということは、やはり責任が重いということで、だれでも推してあげたいんだけども、その辺での判断というのが、やはりしづらいというつぶやきがあります。やはりそういうところではですね、どこまで民生委員さんの意見を尊重されるのか。その辺、私はそういう問題があって、この法律の施行令が改正されたのではないかなというふうに思いますけれども、部長はいかがお考えでしょうか。 ○議長(熊本大成君) 松尾教育部長。          (教育部長 松尾公志君登壇) ◎教育部長(松尾公志君) 浦田議員さんのご質問にお答えします。 確かにですね、民生委員さんのですね、やはりつぶやきといいますか、非常に重いものがあろうと思っております。ですから、先ほど言いましたように、申請する側がですね、直接行ったときにはですね、やっぱり行きづらいとか、行けないとか、そういうのもあります。心情的なものもあろうかと思っております。ですから、逆に言えばですね、その真に子供たちが必要とする場合には、やはり学校がですね、その状態を先に把握するわけですから、学校の方から出向いて行って、そして聞いて、そして最終的にはですね、この様式のところにありますように、意見と、民生委員さんの意見というふうなことで書いてありますので、その意見を聞いて、そしてそれをもとにですね、反映をさせていくと、認定事務に反映をさせていくと、こういうふうな姿であろうというふうに思っておるところでございます。ですから、民生委員さん確かに重うございますけども、逆にやはり公職としてですね、我々としては民生委員さんの意見を尊重したいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) ここに準要保護申請書というのがありまして、民生委員さんの確認、意見欄がありまして、意見を書く欄と、民生委員さんの名前と押印をするところがあるわけですけども、やはり確かに公平な支給というのは当然なことでありますし、しかしまたそれがネックでですね、制限されるということがあってはならないというふうに思います。 そこで提案ですけども、国立のですね、ホームページには、申請書がですね、私も県内の市役所のホームページで開いて、唐津はすぐホームページ、就学援助ということで出てきたんですけれども、ほかのところは出てこないところもありますが、この就学援助の申請書がですね、ダウンロードできるようになっております。最近はそういういろんな会場の借り入れだとかですね、いろんな許認可の申請についても申請書のダウンロードをホームページでとれるようになっていますけれども、報告者の利便性を考慮してですね、教育委員会もそういう申請のラウンドを実施してはどうかというふうに思いますが、部長、いかがでしょうか。ホームページからですね、自分のところでプリントアウトして、それを学校に持っていくとか、そういういろんなことができると。 ○議長(熊本大成君) 松尾教育部長。          (教育部長 松尾公志君登壇) ◎教育部長(松尾公志君) 浦田議員さんのダウンロードについてのご提案でございますけども、それはそのようなことで準備をしたいと思っております。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) それでは、建設部長の方にお願いをしたいと。 地域の一体化と、それから美化と、安全、安心、美しいですね、地域、また市道をつくっていくということで、検討するということで、特殊な、本当に溝を上げるブロックというのは、もうとても大きいし厚いしですね、手が入らないとか、長年使っているともうぴっちりひっついてですね、上げないということでそのまま放置して、そこから水があふれてですね、くるというようなこともありますし、そういう点ではですね、本当にそういう特殊な機械はほかにもあろうかというふうに思いますので、研究してですね、地域の美化活動にはですね、協力、行政としてですね、できると。また、道路パトロール班が編成されたということですので、大いに活躍をしていただきたいというふうに思います。 もう一つ質問をしたいと思います。市道の草払いの助成の問題ですけれども、これについてはですね、昨年の6月に私も質問をしまして、部長は早期に検討するというふうにされておりますけれども、この市道の草払いについてはですね、地域によっては本当に2回、3回、またしておりますし、またその後取り組みで、市はですね、保険をかけていただいているというふうに思いますけれども、その後のですね、検討についてはどのようにされたのか、答弁をお願いします。 ○議長(熊本大成君) 進藤建設部長。          (建設部長 進藤 仁君登壇) ◎建設部長(進藤仁君) お答えいたします。 支所間の草払いの賃金の不均衡ですか、これを昨年6月に浦田議員さんにご質問を受けました。そのときに、建設部として私が検討させてくださいということを、ご回答を申し上げました。その検討をやっていく中でですね、昨年の7月からことしの6月まで、6回建設の課長会議をやりまして、検討をいたしているところでございます。どういった内容を検討しているかと申しますと、やはり現在市道の草払いは、大体全部で1,956万6,000円ございまして、業者に頼んだのが656万円、それから地元に頼んだのが1,257万5,000円で、ボランティアに保険料として支払ったのが43万1,000円でございました。こういった中から、どういうふうに調整していくかのということを建設課長会議でやりましたけれども、なかなか支所間がですね、例えば平米当たり6円のところもあるし、例えば60円のところもあるわけですね。それをですね、一挙に高いところに合わせるか、または安いところに合わせるか。それから路線をですね、路線もいっぱいありますので、例えば肥前町とか鎮西町は、全部地元の方に委託をしております。そういったところをですね、全部もう業者に委託するのかとか、そういった検討をですね、今まだやっているところでございまして、現在はどうなりましたという回答は出ておりません。今後も、こういう問題は非常に地域との関連がございますのでですね、なかなかやっぱり地域の方のご意見を聞きながら回答をつくらせていただきたいと、このように思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(熊本大成君) 浦田議員。 ◆20番(浦田関夫君) 確かにですね、地域によってばらつきがあるというふうなことはですね、昨年も言われましたし、私も十分承知しております。しかし、この地域でのですね、草払い活動についてはですね、郷土を愛するとか地域の連帯感を持つとかですね、そういう清掃だけではなくて、やはり別の意味でのコミュニティのものでもありますので、やはりそこではですね、そういう人たちの意をそがないような、そういう形での統一や、それから委託になるのか、ボランティアに対する謝礼になるのか、そこはまだ今後のことだろうと思いますけれども、十分検討していただいてですね、その地域の美化、清掃活動にですね、行政としてもかかわっていただきたいというふうにお願いして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(熊本大成君) 以上で一般質問を終結します。 お諮りいたします。本定例会に提出されております議案中、議案第123号から議案第125号を除く議案第108号から議案第122号まで、議案第126号から議案第135号まで及び議員提出議案第2号、以上26件の議案については、お手元に配付しております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託したいと思います。これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(熊本大成君) 異議なしと認めます。 以上26件は、議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託することに決しました。 審議日程に従い、次回は6月22日、午前10時から本会議を開き、委員長報告、討論、採決を行うこととし、本日はこれにて散会します。          午後 4時00分 散会...